デビッド・ボウイを40年以上撮り続けた写真家・鋤田正義のドキュメンタリー18年公開
2017年11月2日 12:00
[映画.com ニュース] 故デビッド・ボウイさんをはじめ、世界の名だたるアーティストたちの姿をカメラに収めてきた写真家・鋤田正義氏の初のドキュメンタリー映画「SUKITA」が、2018年5月に公開されることが決定。本作に登場する鋤田氏の代表作4点が公開された。
1938年福岡出身の鋤田氏は、70年代から世界を舞台に活躍し、16年に急逝したボウイさんとは40年以上にわたりコラボレート。音楽だけでなく広告、ファッション、映画と多岐にわたるフィールドで活躍を続けてきた。映画では、18年5月に満80歳を迎える鋤田氏の創作活動から人柄までを追い、写真家としての今後の人生をも予感させる内容になるという。
このほど公開されたのは、「T.REX」のマーク・ボランさんやボウイさんのポートレートをはじめ、ロックシンガーのイギー・ポップ、日本が世界に誇る音楽グループYMOの写真。鋤田氏はこのほかにも、寺山修司や忌野清志郎ら時代の寵児たちにレンズを向けてきた。
映画では、YMO結成前から親交のある細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏が、このほどお披露目されたアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」のジャケット撮影時のエピソードやとっておきの秘話を披露。その他、ミュージシャンの布袋寅泰やMIYAVI、映画監督のジム・ジャームッシュ、是枝裕和、ファッションデザイナーのポール・スミス、山本寛斎ら、国際派俳優の永瀬正敏らそうそうたる顔ぶれが出演。鋤田氏とのコレボレーションや思い出を語る。
「SUKITA」は18年5月から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。