S・ソダーバーグ監督「ローガン・ラッキー」で目指した西洋と日本文化の融合
2017年10月31日 21:52

[映画.com ニュース] スティーブン・ソダーバーグ監督の最新作「ローガン・ラッキー」が10月31日、第30回東京国際映画祭の特別招待作品として公式上映。6年ぶりに来日したソダーバーグ監督が、上映前に舞台挨拶を行った。
2013年に監督引退宣言をしたが撤回。4年ぶりの新作では、ダニエル・クレイグ、チャニング・テイタム、ヒラリー・スワンクら豪華キャストを迎え、全米最大級のカーレースの裏で現金強奪戦を繰り広げるクライム・サスペンスを生み出した。
盛大な拍手に迎えられたソダーバーグ監督は、「招待してくれた東京国際映画祭に感謝した。30回、ハッピーバースデー」と第一声。「僕は、日本文化を日本映画から学んだ。10代の時に見て、非常に魅せられた」と親日家ぶりをアピールした。
さらに、「西洋のプロットは何が起きて、どんな理由があるかを重視する。対して日本映画のストーリーは流れ、つながり、関係性を重視する」と、米国の映画評論家で日本映画の海外に紹介することに献身したドナルド・リチー氏の言葉を引用。「この言葉に大いに刺激を受け、この両方を融合させる努力をずっとしてきた」と監督としてのポリシーを語った。
そして、「僕の志向が成功しているとしたら、この映画を見て笑いが起きること」と観賞法を伝授。「人生が短く感じる時もあれば、2時間の映画がとても長く感じることもある。今日は短く感じる2時間であってほしい」とひそかな自信をのぞかせていた。
第30回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。「ローガン・ラッキー」は、11月18日から全国で公開される。
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