3カ月間練習漬け!「アトミック・ブロンド」C・セロンの過酷トレーニング映像公開
2017年10月21日 12:00

[映画.com ニュース] オスカー女優シャーリーズ・セロンと「デッドプール」続編の監督を務めるデビッド・リーチがタッグを組んだスパイアクション「アトミック・ブロンド」(公開中)のメイキング映像が、公開された。
1989年、東西冷戦末期のドイツ・ベルリンが舞台。イギリス秘密情報部MI6から極秘リストの奪還を依頼されたロレーン(セロン)は、MI6のスパイ、デヴィッド・パーシヴァル(ジェームズ・マカボイ)と組み、陰謀渦巻く死闘に身を投じていく。
トレーニング風景も収められ、セロンが相手から銃を奪い取ると横っ飛びで距離をとり、さらには鋭いとび蹴りを披露するほか、相手をあっという間に縛り付け、乱打戦や相手を投げ飛ばしてチョップを決めるさまなど体当たりのアクションの裏側が垣間見える内容だ。さらに、撮影中にモニターチェックを行ったセロンが「できるできる。もう1回やりましょ。大丈夫、やれる」とどん欲な姿勢を見せる姿も切り取られている。
3カ月もの間、1日に5時間のトレーニングを受けたというセロンは、「大前提としてあったのは、女性に可能な形で、かつこぶしの骨を折らないよう戦うこと」と振り返り、「スタントをなぐりまくったから、おわびに大量のお酒を差し入れしたわ。でも誰もけがはなかったわ。本当にね。少なくともそう聞いてる。わからないけど、家に帰って泣いてるかもね(笑)」と茶目っ気たっぷりに語っている。
スタントコーディネーター兼出演者でもあるサム・ハーグレイブは「最初は彼女の身体能力を知らず、動きを分けるつもりでいた。でも彼女の動きを見てひらめいたんだ。これは特別なことができるぞ。いろいろやらせてみようってね」とセロンの運動神経、さらにはプロ意識に圧倒されたという。リーチ監督も同意見で「彼女は、自分でアクションができる数少ない女優だ。めちゃくちゃ格好いい。振り付けチームへの指示を変更したんだ。もっと大掛かりなアクションを作れとね。彼女ならカットなしで撮られるから、もっと長いテイクも複雑な動きも可能だ」とセロンにほれぼれ。
ハーグレイブは続けて「男が片方の手なら、彼女は両方の手を使う。男が1回なぐるなら、彼女は3回なぐる。あるいは周りにあるものを使って優位に立つんだ」とセロンならではの振り付けを明かしている。
(C)2017 COLDEST CITY, LLC.ALL RIGHTS RESERVED.
関連ニュース





