堀田真由主演「36.8℃」ポスタービジュアル公開、11月18日より加古川で公開
2017年10月19日 07:00
[映画.com ニュース] NHK連続テレビ小説「わろてんか」にヒロインの妹役で出演中の堀田真由が主演する映画「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」のポスタービジュアルと場面写真が公開された。
作品は、全国の自治体と組んで制作するオリジナル映画「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」の第1弾。「地域」の「食」をキーワードにした「高校生」たちの青春オリジナル映画を手がけていくプロジェクト。地元の食材やオリジナル料理が劇中にふんだんに登場するのが特徴で、地域を徹底的に取材したオリジナル脚本でシリーズの拡大・展開を目指す。
プロジェクトの具体的な内容は、地元市民を対象にした「映画セミナー」「俳優・脚本ワークショップ」にはじまり、「出演者オーディション」「映画撮影」とつながっていく。映画が完成した後も、市民と一緒になって映画や街をピーアールするための「宣伝ワークショップ」を行って、地元にある映画館で完成披露試写会を開催し、全国へ展開していく。
シリーズ第1弾の「36.8℃」は兵庫県加古川市が舞台。監督・脚本は「幸福(しあわせ)のスイッチ」(06)で娘と父親の関係を繊細に描いた、関西出身の安田真奈が手掛ける。共演には岸本華和、西野凪沙、安藤瑠一、平井亜門らフレッシュな顔ぶれが並び、渡辺真起子、寺脇康文ら実力派の俳優が脇を固める。
今回「俳優ワークショップ」「出演者オーディション」には、高校生を中心に子供から大人まで100人を超える多くの市民が参加。撮影時には、「高校生応援隊」が結成され、出演するだけでなく撮影スタッフの弁当手配やお茶出しなどをサポート。加古川の名所「みとろフルーツパーク」でのシーンでは、多くの子どもたちや家族が出演した。
なお本作は、11月12日に第11回田辺・弁慶映画祭でプレミア上映され、11月18日からイオンシネマ加古川で上映されるが、全国展開していく映画上映費用をクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」で募集(https://motion-gallery.net/projects/sanrokuhachi)している。
また、「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」は、優秀な映画監督や若手の脚本家・俳優が積極的に挑戦できる場にするとともに、他業種や全国の地域から多種多様なタイプの映画の作り手、さらに映画を活用して新しいビジネスに展開できる人材が輩出される場にしていきたいとしている。