「パーフェクト・レボリューション」リリー、水道橋博士の「バカ映画」発言にニンマリ
2017年10月11日 15:30

[映画.com ニュース]実話を基に、ハンディキャップを持つ男女の恋愛を描いた「パーフェクト・レボリューション」(公開中)の公開記念トークイベントが10月11日に都内で行われ、主演を務めるリリー・フランキーが、親交が深いお笑いタレントの水道橋博士(浅草キッド)と共に本作の魅力を語った。
障がい者の性への理解を訴え続ける活動家、“クマ”こと熊篠慶彦氏の実体験をもとにしたラブストーリー。脳性マヒを抱え、手足を思うように動かせず車椅子生活を送るクマ(リリー)と、心に問題を抱えた風俗嬢のミツ(清野菜名)が恋に落ち、周囲の反対をものともせず、幸せをつかむことで「完璧な革命」を成し遂げようとする。
長年の付き合いから、リリーが「博士、こういう映画は嫌いだと思っていた」と明かすと、博士は「いや、結構なバカ映画(笑)。普通だったら、ドキュメンタリーにすればいいのに、でもエンタメ作品にしてもいいんじゃないかという選択肢を提示している」と独特の言い回しで絶賛。
さらに「ベティ・ブルー 愛と激情の日々」「テルマ&ルイーズ」といった名作を挙げ、「普通に青春映画の砕け散っている感じがするし、決してパーフェクトにはいかない生活や人生の壊し方とか、あこがれる部分もある」と話していた。
リリーも“バカ映画”に「あっ、そこを褒めてくれるんだ。ありがたい」とニンマリ。「障がい者の恋愛感情や性的欲求が認められないのは、日本らしいつつましさの裏側にある変な因習があると思う。こういう映画を不謹慎って言う人もいるけど、そっちのほうが不謹慎」と力説し、「深刻になり過ぎて、真実が見えなくなることも」と締めくくった。イベントには熊篠氏も駆けつけ、車いすに設置した映画のポスターを披露し、PRに一役買っていた。
フォトギャラリー
関連ニュース



水道橋博士の選挙活動に「東京自転車節」青柳拓監督が密着 奇跡の当選から鬱病による辞任とその後に迫った「選挙と鬱」6月公開
2025年4月4日 18:00

「ファンタスティック・プラネット」「時の支配者」「ガンダーラ」SFアニメーション界の鬼才「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」6月20日開催
2025年3月28日 11:00


映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI