菅田将暉、ヤン・イクチュンの「好きです」にほほ笑み「事務所通してご報告を」
2017年10月7日 14:25

[映画.com ニュース] 寺山修司の長編小説を映画化した「あゝ、荒野 前篇」が10月7日、全国38スクリーンで封切られ、ダブル主演の菅田将暉とヤン・イクチュン、共演の木下あかり、山田裕貴、木村多江、高橋和也、ユースケ・サンタマリア、岸善幸監督が東京・丸の内ピカデリーでの舞台挨拶に出席した。
1960年代後半の日本のアングラ文化を生み出した寺山が、66年に発表した唯一の長編小説を実写映画化。少年院あがりの新次(菅田)と、きつ音と赤面対人恐怖症に悩む建二(ヤン)がボクシングを通して育む友情、そして待ち受ける“宿命の戦い”を描く。
「青コーナー、ライト級、135パウンド。海洋拳闘クラブ所属、バリカン建二選手の入場です!」「赤コーナー、ライト級、132パウンド。海洋拳闘クラブ所属、新宿新次選手の入場です!」と呼び込まれると、菅田&ヤンが客席を通って登場。この演出に場内は大盛り上がりで、2人が羽織っていたガウンを脱ぎ捨て舞台に上がると、そこかしこから声援が送られた。菅田は「なんか、すっげえ恥ずかしい! こういう時、役者ってダメだね、どうしたらいいやら」と大照れで、ヤンも「撮影よりもっと恥ずかしい」と笑った。
さらに壇上では、お題に対してイエス、ノーで答える質問コーナーを実施。「前・後編で5時間超。こんな長尺になると思っていなかった?」という問いに、ヤンは「イエス。前後編に分かれていると、撮影の途中で知りました」と答え、菅田は「なんで誰もヤンさんに教えてあげなかったんだよ」とツッコミを入れた。一方で菅田は、「カットもだいぶしていますから。岸監督が編集大好きで、愛があったから成立した作品。全部で70時間以上撮っていますからね」といい、ユースケが「それを5時間くらいにしている。あとの65時間、どこにいったんだよ」とぼやくと、岸監督は「あと2時間足したいくらい」とつぶやいていた。
続けて「感情的な新次、内なる熱さを秘めた建二。タイプなのは新次だ」には、菅田は「ノー。自分が騙されたり、追いつめられた時、新次は人を傷つけ、建二は自分が我慢することで解決してきた人。そばにいるなら建二かな」と明かす。イエスをあげたヤンは、「シャワーシーンのために。菅田さんをたくさん触りました!」と大笑いで、まっすぐに顔を見据えて「好きです」と突然の告白。信頼ゆえのこの発言に、菅田も「後日ちゃんと事務所を通して、皆さまにご報告をできるようにね」とほほ笑んでいた。
なお「あゝ、荒野 後篇」は、10月21日から公開。
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