“世界で唯一走れるピンヒール”を作る男マノロ・ブラニクに迫るドキュメンタリー12月公開
2017年9月15日 11:00

[映画.com ニュース] 靴デザイナー、マノロ・ブラニクを追ったドキュメンタリー映画「Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards」が、「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」の邦題で12月に公開されることが決定。あわせて、トカゲをデザインに取り入れたハイヒールと、マリリン・モンローの「女の子はぴったりの靴を手に入れたら、世界すら征服できるわ」という名言が印象的なティザーポスター画像がお披露目された。
“世界で唯一走れるピンヒール”と称される「マノロ・ブラニク」の靴は、1970年代初頭にロンドンにショップをオープンさせて以来、多くのセレブやファッショニスタから熱狂的に支持されてきた。タイトルの「トカゲに靴を作った少年」は、少年時代のブラ二クが、チョコレートの包み紙を使ってトカゲの靴を作ることに熱中していたことから付けられており、自然と植物を愛でる眼差しは今でもデザインの源になっているという。
映画では、完璧な靴を作り出すブラニクの風変わりな思考プロセスや、スケッチ、それを手仕事で形にしてゆく工房スタッフはもちろんのこと、ガーデニングをこよなく愛する素顔にも迫る。監督は、英ヴォーグやバニティ・フェアのエディターやディレクターを歴任したマイケル・ロバーツが務めており、ブラニクについて「30年以上前から知っている私から見た彼は、多面的な知識をもつ文化人でありロマンティックな人でもあります。彼の魅力的な人柄と独創的な仕事は、人の心を楽しませる映画の題材にぴったりだ」と語っている。
さらに、米ヴォーグ誌の編集長アナ・ウィンターや歌手のリアーナ、デザイナーのジョン・ガリアーノ、シューズ・デザイナーのシャーロット・オリンピア、故デビッド・ボウイさんの妻でモデルのイマンらが登場し、ブラニクとその靴への愛を語る。一方、古くから親交がある画家ピカソの娘でティファニーのジュエリー・デザイナーのパロマ・ピカソ、過去にブラニクとともにヴォーグ誌の表紙を飾った女優アンジェリカ・ヒューストンらは、プライベートでのブラニクの様子を告白する。
「マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年」は、12月23日に東京・新宿ピカデリー、渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で公開。
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