真面目だけど下ネタ!リリーなりきり演技全開「パーフェクト・レボリューション」本編映像
2017年9月14日 10:00

[映画.com ニュース] 実話を基に、障がいを持つ男女が“究極の愛”を育む姿を描いた「パーフェクト・レボリューション」の本編映像が、公開された。
障がい者の性への理解を求めて活動する熊篠慶彦氏をモデルに、車いす生活を送りながら行動を続けるクマ(リリー・フランキー)と、精神に障がいを抱える風俗嬢ミツ(清野菜名)のハチャメチャな恋をユーモアをまじえつつ描き出す。「最後の命」で知られる松本准平監督がメガホンをとり、小池栄子、岡山天音、余貴美子らが脇を固めるほか、ロックバンド「銀杏BOYZ」が人気曲「BABY BABY」を提供している。
公開された本編映像は、クマの著書の出版を記念したサイン会のシーン。「僕のこれまでの人生は、常に戦いの歴史でした」と真面目に切り出したクマは、「それ(脳性まひ)以上の僕の障がいは異常に豊富な男性ホルモンでした」と赤裸々に語り、会場の笑いを誘う。下ネタ満載のトークで聴衆の心をつかんだクマは、新たな挑戦は「障がい者に対する誤解を解くこと」と力を込める。リアルな中にも、本作が内包する「笑えてポップな映画」(リリー)の要素が垣間見える。
映像は、「障がい者だって恋をする。ただの人間なんです」と語りかけるクマに、ミツが質問をしようと手を挙げるシーンで幕を閉じる。リリーが、穏やかな演技を見せつつも、盟友でもある熊篠氏を観察して役作りし、外見や体の動きを“完コピ”している。企画・原案も務めた熊篠氏は、リリーのなりきり具合を「遠巻きに見たら、脳性まひのおっさんになっていましたよ」と太鼓判を押している。
「パーフェクト・レボリューション」は、9月29日から全国公開。
(C)2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
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