オール女性スタッフでつくり上げた女性同士の恋愛映画は“透明性”が見どころ
2017年9月13日 16:00

[映画.com ニュース] 女性同士の恋愛を赤裸々に描いた「アンダー・ハー・マウス」でメガホンをとったエイプリル・マレン監督が、カナダで初めて女性スタッフのみで製作された本作について語った。
マレン監督をはじめ、プロデューサー、脚本家をはじめとする現場スタッフのみならず、ポストプロダクションのスタッフもすべて女性スタッフという意欲作は、出会った瞬間に恋に落ちていく2人の女性の姿をエモーショナルに描いたラブストーリー。ジェンダーレスに活躍するファッションモデルのエリカ・リンダーが、映画初出演にして主演を飾り、ナタリー・クリルが共演した。20人規模の小さなプロダクションだったが、スタッフの確保は容易ではなく、音声のブームオペレーターを探すのには6カ月を要したという。
マレン監督は、「女性の視点で描かれ、これまでに誰も見たことないような映画をつくりたかった」と狙いを明かし、「一番良かったことは、みんな一丸となり女性の視点による物語を描くんだという意識を持ち、全力を尽くしてくれたことと、劇中の多くを占めるセックスシーンの撮影でも、役者たちが安心して取り組める環境がつくれたこと」と述懐。「オール女性スタッフでつくるとどう違いが出るのかずっと考えてきたのですが、たどり着いた答えは“透明性”だと思う。女性は男性に比べて壁がなく、観客との間の壁も分厚くないと思うんです」と語った。
「アンダー・ハー・マウス」は10月7日からシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開。
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