トム・フォード7年ぶりの監督最新作「ノクターナル・アニマルズ」予告編公開
2017年9月7日 10:00

[映画.com ニュース] 世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが「シングルマン」(09)以来、7年ぶりに監督を務めた最新作「ノクターナル・アニマルズ」の予告編とビジュアルが公開された。
エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホールののダブル主演で、愛と復讐を描いた恋愛ミステリー。第89回アカデミー賞でマイケル・シャノンが助演男優賞にノミネート、第74回ゴールデングローブ賞でアーロン・テイラー=ジョンソンが助演男優賞を受賞、第73回ベネチア国際映画祭で審査員グランプリを受賞した。
今回完成した予告編では、元夫から送られてきた衝撃的な内容の小説をきっかけに、スーザンの過去の記憶が蘇り、小説と夫婦の過去、そして現在が曖昧になっていく様を切り取った。小説内の登場人物に「誰かを愛したら努力をすべきだ。失えば二度と戻らない」「何者であれ罰を受けずに逃すものか」という、元夫のスーザンに対する思いを示唆するようなセリフを語らせており、物語の行方が気になる展開だ。洗練されたスーザンの生きる世界、土埃を感じる荒涼とした小説の世界を対比させた映像美も見どころだ。
ギャラリーのオーナーとして成功をおさめ、経済的には恵まれながらも、夫との関係が上手くいかず満たされない日々を過ごすスーザン。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになる。
「ノクターナル・アニマルズ」は、11月3日からTOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
(C)Universal Pictures
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