西田敏行、古希で寺尾聰との初共演に歓喜もある心残りが…
2017年9月4日 18:00

[映画.com ニュース]俳優の西田敏行が主演のテレビ東京の浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」の完成披露試写会が9月4日、都内のホールで行われた。西田は上映後、共演の寺尾聰、鈴木京香とともに会見した。
西田が、同局の浅田次郎氏原作のドラマに出演するのは7年ぶり5度目。定年間近の刑事・米田勝己役で、「米ちゃんと呼ばれるんですが、米倉涼子さんからも米ちゃんをやるんだねと励まされました」と冗談めかし、笑いを誘った。
西田と寺尾は同じ70歳で、共に映画「釣りバカ日誌7」(1994)、「半落ち」(2004)に出演しているものの、演技をぶつけ合うのは初めて。西田は、「一度しっかりと絡みたいと思っていた。寺尾さんは、新しい作品になると0発進で、それまでのキャリアを一切出さない。気持ちから生成のようで、新人のような姿勢が素敵」と称えた。
対する寺尾も、「何十年も前からずっと意識してきたから、絡むのが楽しみだった」と笑顔。続けて、「西田敏行、やっぱりすげえな。彼以外ではできない存在感で、またどこかでご一緒したい」と再共演を約束した。
だが、寺尾が「ルビーの指環」でTBS「ザ・ベストテン」で12週連続1位を獲得した1981年、西田も同時期に「もしもピアノが弾けたなら」をリリースしており、「私はいつも4位で、いつか超えたいと思っていたがついぞ追いかけきれなかった」と心残りがある様子。一方の寺尾も、「僕のライブに遊びに来て一緒に歌ってくれたけれど、西田敏行ライブになっていたじゃない。もう、超えているよ」と明かし笑い合った。
2人の先輩と対じした鈴木は、「西田さんは常に周りを把握し、優しい言葉をかけてくださった。寺尾さんは、少年のままのようなちゃめっけがあった。2人が話すと、素敵なジャズが流れてくるような時間と空間で幸せな気持ちでした」と感慨深げ。そして、「私も努力して、おふたりのような色、艶(つや)が出せるようになりたい」と気持ちを新たにしていた。
「琥珀」は、定年を4日後に控えた刑事が喫茶店で見つけたある記事をきっかけに、富山でひっそりと暮らす喫茶店主を訪れ、25年前の事件の真相に迫るヒューマンドラマ。9月15日午後9時から放送される。
フォトギャラリー
関連ニュース
【アマプラ8月配信まとめ】「劇場版ドクターX」が見放題配信!「ラストマイル」「花まんま」「パディントン 消えた黄金郷の秘密」も
2025年8月1日 11:00
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ