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竹野内豊、偏屈な数学講師役との共通点は心にぽっかりとあいた“穴”!?

2017年8月31日 13:46

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朗読教室が舞台のラブロマンス
朗読教室が舞台のラブロマンス

[映画.com ニュース]連続テレビ小説「あさが来た」など知られる脚本家・大森美香によるNHKのドラマ10「この声をきみに」の会見が8月31日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の竹野内豊、共演の麻生久美子が出席した。NHKドラマ初主演を飾った竹野内は「撮影を始めてから約1カ月、スタッフの皆さんと汗だくになりながら撮影しています。このような地に足のついた作品に参加できるのは光栄です」と充実の表情を浮かべていた。

“大人が楽しめるラブロマンス”を目指した本作の舞台となるのは、現在静かなブームを巻き起こしている朗読教室。大学で数学を教えている穂波孝(竹野内)は話すことが苦手で、学生からの人気もない46歳の中年男性。やがて学部長からの命を受け「話し方教室」に通い始めるが、講師・江崎京子(麻生)と言い争ってしまい、険悪な雰囲気を残して教室を去ってしまう。だが、数日後、孝は思わぬ場所で京子と再会。そこは町のはずれにある、小さな朗読教室だった。

これまでクールで二枚目の役柄が多かった竹野内だが、本作の孝役は「とにかく歯がゆくて、惨めで、情けない。お前、頑張れって応援したくなる」と語るほど、ダメ男ぶりが際立つ役どころだ。やがて共通点を問われると「心にぽっかりと穴があいているところ(笑)」と意外な告白をした。「大なり小なり誰にでもあると思うんですよ。46年生きているので色々あります」と笑いながら話すと「偏屈な人物なので、普通の人だったらあまり関わりたくないはず。でも、孝は自分をなんとか変えなきゃいけないと思っていて、真面目で悪気がない。“憎めない”という色づけができればと思って、芝居に取り組んでいました」とこだわりを明かしていた。

今回の撮影で朗読に初めて接した竹野内が「大切だなと思ったことは『上手くやろう』『いい声を出そう』という部分。演技の世界でも参考になる。(役を通じて)疑似体験できたことで勉強になりました」と語ると、詩人・谷川俊太郎氏の原案によるプラネタリウム作品「夜はやさしい Tender is the Night」で朗読経験のある麻生は「初めに読んだ時に何かが違うと思って、今度は谷川さんを目の前にして朗読したんです。それによって読み方が変わったとは思わなかったんですが、1回でOKをもらえて。それがどういうことなんだろうと考え続けていたんですが、この作品を通じて“相手に伝える気持ち”が重要だったということがわかりました」と振り返っていた。

本作で印象的なシーンは、何人かの読み手が集って同じ文章を読む“群読”だ。竹野内にとって特に思い出に残る“群読”は、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を読む第3話の撮影だったという。「『サウイフモノニワタシハナリタイ』に込められた宮沢賢治の思いを、片桐はいりさんが見事に表現されていた」と述懐すると、麻生も同調して「読み方がすごく素敵でした。“群読”のパワーに圧倒されました。皆で声をそろえて読むことが、こんなに人に訴えかける力があることを知らなくて、鳥肌が立ちましたね」と胸中を吐露していた。

ドラマ10「この声をきみに」は、9月8日からNHK総合で毎週金曜午後10時に放送(全8回)。

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