「ムーンライト」監督、70年代ハーレムが舞台の恋愛小説を映画化
2017年7月26日 21:30

[映画.com ニュース] 第89回アカデミー賞で作品賞・脚色賞など3部門に輝いた「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督が、次回作として黒人作家ジェームズ・ボールドウィンの長編小説「ビール・ストリートに口あらば(If Beale Street Could Talk)」の映画化企画を準備していることがわかった。
1974年に出版された原作は、70年代初期の米ニューヨーク・ハーレムを舞台に、若い黒人カップルの愛と信念を描いた物語。19歳の女性テイッシュは、22歳の彫刻家フォニーと婚約し幸せに暮らしていたが、フォニーが身に覚えのないレイプ容疑で逮捕され、ティッシュはお腹の子どもが生まれる前にフォニーの無実を証明しようと奔走する、というストーリーだ。98年に、この原作をもとにしたロベール・ゲディギャン監督によるフランス映画「幼なじみ」が製作されている。
米バラエティによれば、「ビール・ストリートに口あらば」の映画化を数年前から希望していたというジェンキンス監督は、13年夏に「ムーンライト」と同時進行で脚本を執筆していたようだ。その頃からボールドウィンの遺産管理財団と交渉を進めてきたとのことで、ボールドウィン・エステートも今回の企画に賛同している。
新作は、「ムーンライト」で組んだブラッド・ピットの製作会社プランBと、ジェンキンス監督の製作会社パステルがプロデュース。10月にクランクイン予定で、アンナプルナ・ピクチャーズが配給を手がける。
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