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松江哲明監督、新鋭・鈴木洋平の逆輸入作「丸」に「D・リンチの影響見える」

2017年7月24日 14:00

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松江哲明監督と鈴木洋平監督
松江哲明監督と鈴木洋平監督

[映画.com ニュース] 鈴木洋平監督の長編デビュー作「」のトークイベントが、7月23日シアター・イメージフォーラムであり、ゲストの松江哲明監督と鈴木監督が対談した。

リストラされた父、引きこもりの息子とその恋人が、自宅の室内に現れた謎めいた球体を見たことから、警察をも巻き込んで起こる不条理な出来事を独特のユーモアと緊張感で描く。北野武監督をヨーロッパに紹介したことで知られる映画評論家トニー・レインズ氏が絶賛、海外映画祭で高評価を得て、逆輸入という形で劇場公開が決まった。

普段から自主映画を見る機会が多いという松江監督は「少し見て、ヤバいなと思ったらやめる。(本作は)導入部の会話がヤバそうだと思ったが、前半の省略の仕方を見て、この映画“大丈夫”だと思った。あの辺の編集がうまい。演出が面白かった」と感想を述べる。

鈴木監督は「職業俳優とそれ以外は演技経験のない人たちを使って、そのバランスを取って、動いてもらうことが難しかった」と振り返り、松江監督もよく知る個性派俳優松浦祐也の存在感、プロと素人俳優への演出方法の違いについて語る。

「基本的に自分がいい顔しているなと思う人を選んでいる」「おばちゃんがカメラを見て、ピースをしてしまうような違和感、そういうものに対するフェティッシュがある」という鈴木監督の言葉に松江監督は「そういうのが抜群にうまいのが、デビッド・リンチ。『ツイン・ピークス』っていう20年前のドラマが、面白い顔の人にプロも素人もないこと、物語が脱線していく面白さも教えてくれた。変な人がいるだけで面白いという世界が成立していて、鈴木さんはその影響を受けているように見えた」と分析する。

鈴木監督は「リンチの何が好きか、あの世界観は置いておいて、笑っていいかどうかわからない感じのリンチのユーモアセンスが好き。『インランド・エンパイア』で一旦決別したけれど(笑)、最近、また『ツイン・ピークス』を見直して自分の中で和解した。圧倒的にユーモアの人だとわかって、自分の感覚と共通していると思った」と述懐。松江監督も「僕は中学生の時にコーヒー飲めないのに、コーヒーを飲んドーナツを食べたりと、自分に嘘をつくくらいリンチが好きだった。実は、『東京都北区赤羽』は『ツイン・ピークス』をやりたかった」と映像界の鬼才の代表作について盛り上がる。

その後「顔が面白い人」の話題の流れで、松江監督は「」劇中の登場人物の見せ方に触れ、「ストップモーションはよかったけど、テロップは出さなくてもよかったかも。作り手の作為が明確に出すぎてしまうから、もう少し観客にゆだねてしまってもよいのでは」と、鈴木監督にアドバイス。その一方で「あの球体は何で作ったの?」と、シンボリックな球体の造形に興味を示していた。

」は、東京はシアター・イメージフォーラムで公開中、水戸市のCINEMA VOICEで8月中旬から公開。

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