三宅唱監督、最新作「密使と番人」は「動物みたいな気分で見てほしい」
2017年7月23日 12:00

[映画.com ニュース] 「Playback」「THE COCKPIT」などで知られる三宅唱監督の最新作「密使と番人」が7月22日、東京・渋谷ユーロスペースで公開初日を迎え、三宅監督と主演の森岡龍、共演の渋川清彦、石橋静河、井之脇海、足立智充、柴田貴哉、嶋田久作が舞台挨拶に立った。
本作は、時代劇専門チャンネルと日本映画専門チャンネルが三宅監督とタッグを組み、オリジナル作品として製作されたもの。両チャンネルでの7月29日の放送に先駆けて、ユーロスペースでは2週間限定のレイトショー上映が行われる。物語の舞台は19世紀初頭、鎖国下の日本。若き蘭学者の道庵(森岡)が、江戸城が管理する日本地図の写しを、オランダ人の所有する学術書と引き換えるために江戸を発つ。やがて幕府から追われる身となった道庵は、雪深い山道へ足を踏み入れていく。
2016年5月に企画がスタートし、同年12月に長野・諏訪の山中でクランクインした本作。時代劇初挑戦となった三宅監督は、「まさか時代劇をつくるとは思っていませんでしたが、この作品は時代劇らしからぬものになりました」と前置きし、「山登りとかキャンプがお好きな方はわかってくれると思うんですが、山中は寒かったり、暑かったり。そして光が綺麗だったり、夜が真っ暗だったりと、色々五感で感じられる空間だと思う」と述べた。そして「そういう空間で生きている人たちの映画を作りたい」という意図が込められた作品であることを明かすと「約60分の上映の間は、山の中の“動物”のような気分で、感じて楽しんで欲しいです」と言葉を投げかけていた。
番人・高山を演じた渋川はこの日、真っ白なシャツで登場。自身の服装を示して「三宅監督と言えば雪だったりするので、白いシャツを着てきたら…」と同じく白シャツ姿の井之脇&嶋田をチラリ。意図せずそろってしまった3人の服装に、場内からは笑いが漏れていた。一方、3月31日に同劇場で行われた特別上映会で、三宅監督から“友人として人類で2番目に会っている人”と称された森岡は「映っているものが全てです」と観客にメッセージを送ると「一生懸命つくりました。楽しんで頂けると幸いです。そして、もし楽しんで頂けたようであれば、ご家族や友人に宣伝していただけると助かります」とアピールしていた。
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