【コミコン2017】カイル・マクラクラン、ナオミ・ワッツが!デビッド・リンチ愛をさく裂
2017年7月22日 13:50

[映画.com ニュース] デビッド・リンチ監督の新作テレビシリーズ「ツイン・ピークス The Return」に主演するカイル・マクラクランが7月21日(現地時間)、米サンディエゴ・コンベンションセンターで開催中の「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」に出席。共演のナオミ・ワッツや、ティム・ロスらとともに、6500人のファンが埋め尽くすホールHで同作について語った。
1990~91年に全米ABCネットワークで放送され、カルト的な人気を博したオリジナルシリーズが、劇中の「25年後に会いましょう」というセリフの通り復活。米国では5月から放送されており、リンチワールド全開の難解で独特の世界観が話題を呼んでいる。
「ツイン・ピークス:ア・ダム・グッド・パネル」と題されたトークセッションは、大ヒットドラマ「LOST」のクリエイターとして知られるデイモン・リンデロフが司会進行を務め、「ツイン・ピークス」なしには「LOST」は誕生しなかったとスピーチ。リンチ監督からビデオレターが寄せられたほか、会場にはクーパー捜査官役のマクラクランをはじめ、オリジナルキャストのエベレット・マッギル、ダナ・アッシュブルック、キミー・ロバートソン、マシュー・リラード、ジェームズ・マーシャル、ドン・マレーが集結し、新たに出演したワッツ、ロスも加わった。
リンチ監督の「砂の惑星」で映画デビューを果たしたマクラクランは、「デビッドのプロセスや、ビジョン、物の見方の信念は、奥深く集中しているので、そんなところに触発されています」と30年以上にわたる影響を語り、「彼は頭の中で見た夢をそのまま追いかけていて、僕もそれにインスパイアされ、自分の信じるものを追い求めるようになりました」とリスペクトを捧げた。
一方、「マルホランド・ドライブ」でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたワッツは、以来リンチ監督との再タッグを熱望していたと言い、リンチ監督がタバコをくゆらすモノマネを交えながら、新シーズンの脚本数ページを読ませてもらった時を述懐。念願かなっての再出演となったが、「どんなことをしてでも彼を喜ばせたくなるの」と言った後、「おかしな感じに聞こえるわね。現場での話よ」と、笑いながら付け加えた。
「ツイン・ピークス The Return」は、7月22日からWOWOWで独占放送(全18話。2カ国語版は毎週土曜日午後9時、字幕版は毎週金曜日午後11時)。
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