小栗旬&北川景子の心に刻まれた“キミスイ”の号泣体験とは
2017年7月6日 20:30
[映画.com ニュース] 浜辺美波と北村匠海がダブル主演した映画「君の膵臓をたべたい」の完成披露試写会が7月6日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、浜辺と北村のほか、共演の北川景子、小栗旬、メガホンをとった月川翔監督が上映前の舞台挨拶に出席。北村とともに作品をけん引した浜辺は「衝撃的なタイトルには切ない思い、そして深い意味が込められています。是非大切な人とその意味を確かめていただきたいです」と思いの丈を述べていた。
住野よる氏のベストセラー小説を、「君と100回目の恋」「黒崎くんの言いなりになんてならない」で知られる月川監督のメガホンで映画化。高校生の“僕”(北村)は偶然、膵臓の病を患うクラスメイト・桜良(浜辺)が書いた秘密の闘病日記を見つける。それから2人はともに過ごす時間を増やしていくが、日常は桜良の死で終えんしてしまう。12年後の“僕”(小栗)は母校の教師になり、桜良との日々を思い出す。同じころ、結婚を目前に控えた桜良の親友・恭子(北川景子)もまた、桜良のことを思い出していた。
完成した作品を試写室で見た小栗は「自分が出演している映画を見て、こんなに泣いてしまったの初めて。すごく純粋さというものが伝わってくる作品だと思っていて、本当に心が洗われる感じでした」と絶賛。さらにオファーを受ける前から原作小説を知っていたようで、なんと読んでいた場所は「『ミュージアム』の撮影現場」とのこと。「監禁されるシーンを撮影していたんですが、その時に出来ることが本を読むことくらい(笑)。1日くらいで読んでしまったんですけど、監禁されている部屋でひたすら泣いてしまったんです」と当時を振り返っていた。
小栗と北川が出演する12年後のシークエンスは、原作にはないオリジナルの展開。月川監督は「北川さんが手紙を読むシーンは、段取りまでは白紙を持ってもらい、そのシーンで流れる桜良の声も本番のみ。北川さんに1回の本番にかけたいと相談しました」というこだわりの演出を明かした。“一発撮り”という緊張の芝居に臨んだ北川は「泣けるか心配だったんですが、本番で初めて見た手紙の内容、イヤーモニターから聞こえる浜辺さんの優しくて透明感のある声に涙をこらえる方が大変なくらいでした」としみじみ。北川の演技に魅了された月川監督は「カット」も言えないほど、泣き続けてしまったようだ。
この日は「12年の時を超えて届く感動」という物語の設定にちなみ、浜辺らキャスト4人の“12年前”の写真が披露された。浜辺は「すごい泣き虫」だったという4歳の写真、北村は「この頃が一番明るい。数年後に闇を抱えだす前(笑)」だという7歳の姿がスクリーンに投影され、北川はファッション誌「Seventeen」のモデルを務めていた18、19歳の1枚をお披露目。一方、小栗は「嵐」の松本潤らと共演したテレビドラマ「花より男子」で花沢類を演じてるカットを公開し「小栗旬、スウィート期です」と説明して、場内の笑いを誘っていた。「君の膵臓をたべたい」は、7月28日から全国で公開。
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