IKKO「歓びのトスカーナ」で知ったのは「幸せはいつも自分の横にあること」
2017年6月26日 21:11

[映画.com ニュース]イタリア版アカデミー賞とされるダビッド・ディ・ドナテッロ賞(2017年度)で最多17部門にノミネートされ、作品賞を含む5部門を受賞した映画「歓びのトスカーナ」の公開記念トークショーが6月26日、東京・文京シビックホールで行われ、美容家のIKKOが登壇した。「終わった瞬間に涙が止まらなかった」と本作に感銘を受けたIKKOは「一瞬暗いイメージを抱くかもしれませんが、それぞれの視点で解釈してほしい作品」とアピールしていた。
本作は、伊映画界の巨匠パオロ・ビルツィ監督が「人間の値打ち」(13)に続き、名女優バレリア・ブルーニ・テデスキと再タッグを組んだ人間ドラマ。物語の舞台は、精神を病んだ人々が集う診療施設。妄想と虚言癖から周囲を振り回してばかりのベアトリーチェ(テデスキ)と、過去のトラウマから自傷を繰り返すドナテッラ(ミカエラ・ラマッツォッティ)がひょんなことから施設を抜け出すことになり、旅を続けるうちに、いつしかかけがえのない絆で結ばれていく。
印象的だったシーンを振り返りつつ本作の魅力を述べていたIKKOは、ベアトリーチェとドナテッラの絆と友情を通じて「光が少し見えるだけで、人は生きていける。自分の理解者がひとりでもいたらやっていける」と感じたという。そして「この映画を見て、最も響いたことは、どの人でも幸せは横にいるということ。どんな境遇でも幸せというのは隣り合わせ。そして理解者がいるだけで、それまで気づけなかった幸せに気づく確率が高くなるはず」と語っていた。
この日は事前にSNSなどで募集した人生の悩みに、IKKOがアドバイスするひと幕も。「結婚した友人たちを心から祝福できず、嫉妬心ばかり抱いてしまう」という独身の女性からの悩みには「本当に苦しい時は無理せず、自分の範囲の中で小さな幸せを探した方がいいかもしれません」と回答し、ママ友との交友に悩む女性には「あんまりクヨクヨしないでサラッとしとくのも大切。自分の状況を見つめ直して“創意工夫”をすること」と丁寧に言葉を紡ぎながら応えていた。
会場に集った観客からの悩み相談にも応じるなど、終始サービス精神おう盛だったIKKOは、報道陣によるフォトセッションでも「『どんだけ~!?』やりますか?」と自ら提案。「『歓びのトスカーナ』どんだけ~!?」「人生の黒ずみなんて背負い投げ~!」「苦しいと思ったらマボロシ~!」と立て続けに披露すると、会場は大きな拍手で包まれた。
「歓びのトスカーナ」は、7月8日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹