エドゥアール・ベール、監督・脚本・主演作の日本公開未定も「近くのカフェで売り込んで」
2017年6月25日 14:00

[映画.com ニュース] 開催中のフランス映画祭 2017で映画「パリは今夜も開演中」の監督、脚本、主演をひとりで務めたエドゥアール・ベールが6月24日、東京・TOHOシネマズ日劇での舞台挨拶に登壇。わずか10分ほどのトークだったが、軽快なマシンガントークで会場に集まった人々を魅了した。
劇場支配人のルイジが、高名な日本人演出家の公演を前日に控え、様々なトラブルを解決すべく夜のパリを彷徨するというコメディ。「アメリ」のオドレイ・トトゥがルイジに振り回される女性、「沈黙 サイレンス」に出演したパリ在住の日本人俳優・笈田ヨシが日本人演出家のダザイを演じている。
午後9時20分開演という遅い時間の舞台挨拶&上映となったが、会場はほぼ満員。「コンニチハ! コンニチハ!」と陽気にステージに登場したベール。鑑賞前の観客に対し、「みなさんに気に入ってもらえたら嬉しいんだけど…」と殊勝に語ったかと思えば、「まあ、なんなら見なくても周りに『面白い映画だ』って言ってもらえたらいいなと思います」と語り、会場は笑いに包まれる。
さらに、「実は僕はパリで物売りをやっていまして(笑)」ととぼけた口調で煙に巻きつつ、「いつも夢見心地でいろんな思い出を胸にパリを歩いてるんです。脳裏にあるのはゲンズブールが歌うような60年代、70年代の夢見るパリですね。自由で空想を膨らませながら生活をしていた、文化的な時代と社会的な時代が交じり合う、詩人が道を行くようなあの頃のパリです。あの時代、あの頃のパリへのオマージュとしてこの映画を作ってみたんです」と語った。
日本での公開は現時点で未定だが、「配給会社なんてだいそれたものは要りません。みなさん、ひとりひとりに配給していただきたいです。この映画を自分の家に持ち帰って、近くのカフェで売り込んでもらえたら」と呼びかけた。上映時間が近づくと「それじゃ、そろそろ衣装を着替えてスクリーンの中に登場しなくちゃいけないのでよろしく! アリガトウ」と最後までユーモアたっぷりに語り、会場は大きな拍手に包まれた。
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