麻雀女流プロ・二階堂亜樹、“雀士”岡本夏美の姿に涙「冒頭で泣きました」
2017年6月17日 06:00
[映画.com ニュース] 麻雀女流プロ・二階堂亜樹氏が原案を務めた漫画「aki」を、主演・岡本夏美で実写映画化した「女流闘牌伝 aki アキ」のトークイベントが6月16日、東京・シネマート新宿にて行われ、二階堂氏と、日本プロ麻雀連盟に所属する高宮まり氏、東城りお氏が登壇した。
女流プロ界のトップに君臨し続ける二階堂氏の自伝的作品をベースにした本作は、雀荘で生まれ育った亜樹(岡本)が、少女雀士・ひまわり(増田有華)やミスター麻雀・小島武夫(岩松了)らと出会い、人生を変えていく姿を描いた。第29回東京国際映画祭「日本映画スプラッシュ」部門上映作品「太陽を掴め」で注目を集めた新鋭・中村祐太郎監督がメガホンをとっている。
愛らしいルックスと“卓上の舞姫”の愛称で人気を博す二階堂氏は「自分の話が漫画になるだけでも驚きだったのに、映画にもなるなんて信じられなかった」という。“淑女なベルセルク”という異名を持つ高宮氏、抜群のプロポーションで魅了する“ミス・パーフェクト”こと東城氏とともに出演もしているが「本当にちょっとしか出ていないので、探してみてください」とアピールすると、同じく短時間の出演になった東城氏も「まるで『ウォーリーをさがせ!』みたいです(笑)」と補足していた。
「今後も映画出演のオファーがきたらどんな役を演じたい?」という質問に対しては「パチンコやパチスロで流れる映像に出させてもらうことがあるんですが、棒読み具合が半端なくて…。セリフがない役だけど、物語上重要な役どころで出演したいです」と苦笑いの二階堂氏。続いて高宮氏が「私も棒読みなんですよ。でも、自分を鍛えるという意味で、元気でハキハキとした役に挑戦したい」と話すと、“オチ”を任された東城氏は「サスペンス系の作品で、犯人を追い詰める役をやってみたい」と宣言したが、やはり演技力には自信がない様子。すぐさま発言を撤回し「本当は喋らない死体役です(笑)」と応えていた。
プロ雀士でもある姉・二階堂瑠美から「(岡本が演じる)亜樹の儚げだけど芯の強さがある部分に感情移入して、姉妹の掛け合いのシーンにグッときてしまった」という感想を聞いた二階堂氏。自身の過去を描いた物語であるがゆえに「冒頭から泣いてしまった」ようだ。「最初のシーンで1泣きしてしまい、その後2泣き、3泣き、4泣きと、泣いてしまう展開がたくさんありました。客観的に見た時に悲しい要素を含んだ物語でもあるのですが、それ以上に当時のことを思い出してしまったんです」と明かしていた。
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