岩田剛典&山田孝之ら「シネマファイターズ」の舵をとったHIROをサプライズで祝福!
2017年6月1日 22:30
[映画.com ニュース] 米アカデミー賞公認の短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017」が6月1日に開幕し、同映画祭と「EXILE TRIBE」がタッグを組んだプロジェクト「シネマファイターズ」の完成披露発表会が、東京・渋谷のヒカリエホールで行われた。上映前の舞台挨拶に立ったエグゼクティブプロデューサーのEXILE HIROは「やっと完成したなという感じです。ぜひ感想をお聞きしたい」と万感の思いを吐露していた。
別所哲也が企画・プロデュースを務めた本プロジェクトは、「EXILE」や「三代目 J Soul Brothers」など多数のアーティストの楽曲を手がけた作詞家・小竹正人氏の世界観を映像化。「パラレルワールド」(河瀬直美監督)、「キモチラボの解法」(A.T.監督)、「Snowman」(萩原健太郎監督)、「色のない洋服店」(齋藤俊道監督)、「終着の場所」(常盤司郎監督)、「SWAN SONG」(落合賢監督)の6作が製作された。この日の舞台挨拶には、各作品の監督のほか、山田孝之、石井杏奈、AKIRA、水崎綾女、小林喜日、鈴木伸之、倍賞美津子、Dream Ami、町田啓太、玄理、岩田剛典、桜庭ななみが登壇した。
河瀬監督は、自作の題材になった「三代目J Soul Brothers」の楽曲「Unfair World」について、「曲を聞いた時にせつなくなったんです。自分にとって一番せつない時代は、高校時代。そして高校にあった天体観測室にストーリーの源があるんじゃないかと思ったんです」と告白。一方、キャストの山田は夏季に行われた撮影を振り返り「死にそうな思いをしていました」とポツリ。さらに初共演となった石井の「台本がなくて、ほぼアドリブ。緊張していました」という言葉を受けて「(石井は)撮影当時18歳、そして相手役の僕は33歳。制服も着せられて…本当にドッキリかと思ったんですよ」と語り、爆笑をかっさらっていた。
未曾有の大寒波に襲われ、終焉を間近にした地球を舞台に描く「SWAN SONG」に参加した岩田は、真冬のオール新潟ロケを振り返り「本当に過酷な撮影でした」としみじみ。30分近くも雪の中を桜庭と一緒に歩いたシーンを述懐し、「1歩1歩踏みしめながら、落合監督を恨んでいました(笑)」と冗談を飛ばしていたが、「現実離れした設定で芝居をしたのは初めてだったので、本当に楽しかったです」と充実した表情を浮かべていた。
そしてイベント終盤、突然「まだまだしゃべりたい」とマイクを握った河瀬監督は「こんな素敵なプロジェクトをつくったHIROさんは今何歳ですか?」とニヤリ。この日は偶然にもHIROの48歳の誕生日だったため、会場は大盛り上がり。ステージ上の登壇者たち、そして観客が一体となって、サプライズのバーステイソングを贈ると、HIROは「ありがとうございます! 河瀬さんと僕は同い年なんですよ」とはにかんでいた。
「シネマファイターズ」は、25日まで開催される「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017」で上映。なお、今秋から全国で順次公開される。
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