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福士蒼汰&工藤阿須加、成島出監督のねぎらいに涙「役者として育ててくれた」

2017年5月27日 14:25

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涙を浮かべる福士蒼汰と工藤阿須加
涙を浮かべる福士蒼汰と工藤阿須加

[映画.com ニュース] 俳優の福士蒼汰が主演の映画「ちょっと今から仕事やめてくる」が5月27日に全国285スクリーンで封切られた。福士は、共演の工藤阿須加小池栄子吉田鋼太郎成島出監督とともに東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶を行い、成島監督からのねぎらいの言葉に感激の涙を流した。

舞台挨拶の終盤、写真撮影も終わり福士が締めの挨拶をする流れだったが、司会者が「成島監督から2人にお言葉があります」と台本上はなかった進行が告げられると、福士と工藤は照れ笑い。マイクを渡された成島監督は、「最初に2人に会った時はちょっときついかなと思い、これ以上ないくらい追い詰めた。つぶれそうになったこともあったと思うが、日々成長し役者としてひと皮むけた。この映画は2人の努力があったからこそで、日本映画を背負って立つ俳優の誕生です。皆さんがその証人になってください。これまでお礼を言えなかったので、ありがとう」と感謝を述べ、2人はひと言ひと言を神妙な面持ちで聞き入った。

成島監督の求めでハグを交わした福士だったが、「やっぱり…ありがとうと言うのは僕の方です」と発しただけで、こみ上げてくるものを抑えきれない様子。ファンからの「頑張れ」「ファイト」「大丈夫だよ」の声援を受け、「厳しく指導していただき大変だとは思ったけれど、やりがいもあって楽しかった。僕を役者として育ててくれたのは成島監督。これから役者人生を歩んでいく中で、今の気持ちは一生忘れない。監督に出会えたのは、大きな財産になりました」となんとか声を絞り出した。

工藤も同様で、「お話をいただいた時は正直、不安しかなかった」と、声をつまらせながら正直な気持ちを吐露。その上で、「自分ではどうしたらいいか分からなくなった時も、常に父親のように側にいてくれた。役者として生きていくことを愛を持って教えてくださった僕らが助けてあげたい。次に監督の作品に出させていただいた時は、いつか必ず恩返ししたい」と誓っていた。

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