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津川雅彦、今津秀邦監督のドキュメンタリー絶賛し“誘い人”に「動物に対するきゅう覚天才的」

2017年5月23日 19:55

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アピールに努めた津川雅彦
アピールに努めた津川雅彦

[映画.com ニュース] 俳優の津川雅彦が5月23日、「誘(いざな)い人」としてナレーションを吹き込んだネイチャードキュメンタリー映画「生きとし生けるもの」の東京・角川シネマ新宿で行われた完成披露試写会で舞台挨拶に登壇した。

北海道・旭川で生まれ育ち、2002年から旭山動物園のポスターとパンフレットを手掛けている写真家の今津秀邦氏が、北海道に棲む動物や鳥、昆虫などを四季の移り変わりとともに3年にわたって撮影し、完成までに5年を要した労作。09年に津川が監督した「旭山動物園 ペンギンが空を飛ぶ」で動物の撮影を担当した縁で、ナレーションを買って出た形だ。

津川は、「動物に対するきゅう覚が天才的。この人も動物の一種と思えるくらい、人と動物を隔てるのではなく一体にする名人」と大絶賛。さらに、「外国の動物ものはスケールばかりで、心を動かすものはない。この映画はハートが動きます。映画を通じて、生きていることに感動していただければ」と力説した。

ナレーションは冒頭とラストの2カ所だけだが、実に効果的で、今津監督は「出身の日本映画学校の友人や津川さんらに相談して、最終的に自信のある作品になったと思う。できればお子さんの映画デビューに使っていただき、限りなく上(の年齢)まで幅広く見ていただける」と感無量の面持ち。お披露目に合わせ、高橋はるみ北海道知事も駆け付け「生きものたちが織り成す命の物語です。この映画を見て北海道はいいなと思っていただけたら、次は北海道でお会いしたい」と観光誘致も含めアピールしていた。

生きとし生けるもの」は、6月3日から同館ほか全国で順次公開。

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