【キング・アーサー聖地巡礼その1】ガイ・リッチー最新作のロケ地を巡ってきた!
2017年5月17日 08:00

[映画.com ニュース] ガイ・リッチー監督の最新作「キング・アーサー」は、ヨーロッパを中心に世界中で何世紀も語り継がれてきたアーサー王伝説が題材。アーサー王といえば、聖剣エクスカリバーや円卓の騎士などが有名ですが、実は知っているようで知らないことだらけ。ググればいいんだけど、せっかくなら本場に行っとく? というわけで映画.com、イギリスまでひとっ飛びしてきました。そんな突撃取材の旅の模様を全5回にわたりお届け。今回は、北ウェールズでのロケ地巡りのレポートです!
映画は、王の息子でありながら、ロンドンのスラム街でたくましく育ったアーサーが、不思議な力を持つ聖剣エクスカリバーを手に入れたことから、王座への道を駆け上がっていく下剋上エンターテインメント。「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナムが主人公アーサー、ジュード・ロウが非道な暴君ヴォーティガンを演じました。

メインのロケ地となったのは、北ウェールズ。なかでも、ウェールズとイングランドにおける最高峰スノードンを中心とした山岳地帯が選ばれました。なぜならば、「ドラマティックで、現代らしさをみじんも感じさせない田園風景」だったから(ロケーション・マネージャー談)。しかも、アーサー王にまつわる数々のエピソードが根付いたこの地域、ちょっと車を走らせれば山あり谷あり湖あり。とても表情豊かなんです。本当にアーサー王の時代へタイムスリップしたみたいな景色に、早くも冒険心がウズウズ……。

冒険の気配にワクワクが高まるなか、キャメロット城からの眺望が撮影された「ナント・グウィナント・パス」の高台へ。山々に囲まれたグウィナント湖が雲のあいまから差し込む光に輝き、はるか彼方には悠然とそびえるスノードン。荘厳で神秘的な美しさはひれ伏したくなるほどです。映画のアーサー王が目にした絶景を見られるなんて、もう感激!

次にご紹介するのは、「ビビアン・クオリー」と呼ばれる元採石場。崖の高さはなんと100メートル! ここでは、ヴォーティガンに処刑されそうになったアーサーが間一髪で逃げのび、川へと大ジャンプするスリリングな場面が撮影されました。大ピンチとはいえ、こんな断崖絶壁から飛び降りるアーサーと仲間たちは文句なしの強心臓!

キャスト&スタッフは、どうやら撮影中にウェールズの大自然を満喫した様子。なんでもリッチー監督が快適なログキャビンのトレーラーを持っていて、ハナムたちは最高のキャンプ生活を送ったらしいんです。「朝の6時に氷のように冷たい湖に飛び込む人もいてさ。みんなで“死のダイブ”って呼んでたんだよ」。そんな武勇伝をもつ猛者たちの熱気は、スクリーンからもガンガン感じられますよ。

ウェールズは伝説発祥の地なだけあって、映画の世界観との相性もバツグン。ちなみに、スコットランドの西海岸やスカイ島でもロケを行ったみたい。雄大で圧倒的な自然の風景が、ハリウッドならではの壮大なスケールにひと役買っているんだな。そう実感した、今回のロケ地巡りでした。次回は、ジュード・ロウ演じるヴォーティガン王のお話です。お楽しみに!
「キング・アーサー」は、6月17日から全国公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント