米脚本家組合スト危機で明らかになった米アニメ業界の実情
2017年5月14日 16:30

[映画.com ニュース] 米脚本家組合(WGA)によるストライキが回避され、ハリウッドの業界人は安堵しているが、たとえストライキに突入しても、テレビアニメやアニメ映画はほとんど影響を受けなかったとみられている。
西支部と東支部を合わせて約1万3000人の脚本家を抱えるWGAは、映画会社やテレビ局の業界団体AMPTPと2014年に締結した3年契約の更改交渉を行っていた。活況を呈するストリーミングサービスからの配分増を要求するWGAは、ストライキを辞さない強行姿勢を示していたが、最低賃金アップなどを盛り込んだ内容で5月4日(現地時間)に合意に至った。
2007~08年の100日間のストライキでは、まずWGA所属の構成作家が参加しなくなったトーク番組が相次いで収録中止に。その後、テレビドラマや映画が相次いで製作延期に追い込まれた。
だが、ピクサーやウォルト・ディズニー・アニメーション、ドリームワークス・アニメーションといったCGアニメスタジオは、ストライキとは無縁だと米ロサンゼルス・タイムズ紙は指摘する。アニメ映画やテレビアニメを手がける脚本家の大半はWGAではなく、映画技術者国際同盟(IATSE)傘下のアニメーション組合に所属するからだ。かつてテレビアニメに台本は存在せず、ストーリーボード(絵コンテ)で物語が練られており、ストーリーづくりはアニメ制作の一部とみなされていた。そういった経緯からアニメ作品の脚本家たちは所属組合が異なることが多く、WGAがストライキを実施した場合でも、アニメ映画の制作がストップすることはないという。
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