サム・ペキンパー唯一の戦争映画「戦争のはらわた」デジタルリマスター版8月26日公開
2017年5月9日 17:00

[映画.com ニュース] アメリカ映画界孤高の巨匠、サム・ペキンパーの「戦争のはらわた」デジタルリマスター版が、8月26日に公開されることが決定した。
クエンティン・タランティーノ、北野武、ジョン・ウーらがリスペクトする圧倒的な演出スタイルと斬新な編集で従来の映画様式を塗り変え、激しいバイオレンス描写で知られるペキンパー唯一の戦争映画。死者3000~4000万人以上といわれた第2次大戦下のロシア戦線を舞台に、狂気の戦場でソ連軍の猛攻にあい絶望的な状況に追い込まれたドイツ小隊の運命がドラマチックに描かれる。ジェームズ・コバーン、ジェームズ・メイソン、マクシミリアン・シェルらが出演している。
16週間に渡る過酷な撮影にはアメリカのスタッフ200人、エキストラ兵士600人が参加。ドイツ軍歩兵連隊についての膨大な資料をもとに、観客が戦場の真っただ中にいる錯覚を覚えるほど戦場のリアリズムを徹底追及した。このほど公開されるデジタルリマスター版は、2011年に2Kで一コマづつスキャンしてレストアされた本編マスターを元に作成された素材で、この素材での上映は日本初となる。
映画評論家の町山智浩氏は「『戦争のはらわた』封切り日、朝から晩まで4回連続で観て、翌日も同じことをしました。それからずっと生涯最高の映画です」と本作への思い入れを語っている。
「戦争のはらわた」デジタルリマスター版は、8月26日から新宿シネマカリテほか全国順次公開。
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