内田伸輝監督最新作「ぼくらの亡命」ポスター&劇中カット&予告編入手!
2017年4月30日 12:00

[映画.com ニュース] 「おだやかな日常」「さまよう獣」を手がけた内田伸輝監督の最新作「ぼくらの亡命」のポスタービジュアル、予告編、劇中カットを、映画.comが入手した。構想3年、撮影1年、仕上げに1年、そして劇場公開に際して新たにサウンドを調整している内田監督の情熱が伝わり、魂のこもった演技を見せるキャスト陣の姿に心を震わされる。
第17回東京フィルメックスのコンペティション部門で上映された本作は、内田監督が「ふゆの獣」以来7年ぶりに完全自主制作スタイルで“恋愛映画の皮を被った戦争映画”を目指して完成させた意欲作。東京近郊の森でテント暮らしをしながら、人々への恨みを書道にしてテントに貼りつける昇(須森隆文)と、美人局の片棒をかつがされている女性・樹冬(櫻井亜衣)の風変わりな恋模様を描き出す。内田監督の過去作にも共通する“他者への依存”が物語のテーマになっている。
ポスタービジュアルは、荒涼とした海辺で横たわっている昇と樹冬の姿を写したもの。どこか物憂げな表情を浮かべる樹冬、覆いかぶさるように抱きつく昇、他者と上手くつながることができない孤独な2人が愛を求めあっている。そして「吐きたくなるほど愛されたいんだ。」「遠い空に行かなくちゃ。」というコピーが、“今”という時代から抜け出そうともがく昇と樹冬の胸中を代弁している。
予告編では、幸福を求めて日本国外への脱出を夢見る昇と樹冬に愛が芽生える過程を描く一方、2人の暗たんたる日々の情景を切りとっている。樹冬が感情を爆発させて泣き叫ぶシーンのほか、昇がほの暗いテントの中で呆然としている光景も確認でき、2人の行く末が気にかかる仕上がりだ。
「ぼくらの亡命」は、6月24日から東京・渋谷ユーロスペースで都内独占公開。
(C)2017 Makotoya Co Ltd.,/(C)2016 NOBU Production
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