米マイアミの「ムーンライト」ロケ地が「ムーンライト・ウェイ」に命名!
2017年4月21日 09:00

[映画.com ニュース]映画「ムーンライト」(公開中)が第89回アカデミー賞で作品賞を受賞したことを受け、映画のロケ地である米マイアミのデイド郡リバティ・シティのNW22番街の一部(6ブロック分)が「Moonlight Way(ムーンライト・ウェイ)」と命名された。
郡政委員のオードリー・エドモンソン氏は「この映画は、私たちを含め、リバティ・シティの多くの子どもたちがどのような環境で育ってきたか、どのような苦難を経験し耐え抜いてきたかを忠実に描いています。“ろくな大人になれない”と言われている子どもたちにぜひ目を向けてほしい。生い立ちや育った場所に関係なく、人は何かを成し遂げることができるのです。『ムーンライト』のおかげで、マイアミ郊外の状況を全米に知ってもらえました。さらに裕福な地域の住民とリバティ・シティの人々の間にある、心理的な溝が埋まることも願っています。まだ見ていない人には“今でも遅くない”と伝えたいですね。この環境を知らない人は、きっと気づかされるものがあるはずです」と熱い思いを吐露。
本作では、米マイアミの貧困地域で孤独な生活を送る黒人少年シャロンが、自己のアイデンティティを模索するさまを幼少期(アレックス・ヒバート)、少年期(アシュトン・サンダース)、青年期(トレバンテ・ローズ)の3つの時代構成で描いている。リバティ・シティの公共住宅で育ったバリー・ジェンキンス監督は、世紀の誤発表により披露されなかったアカデミー賞の受賞スピーチ原稿の中で「『ムーンライト』を見たら、マイアミのような環境で育ってきた少年が、大人になってアカデミー賞に輝く作品を作るとは誰も思わないだろう。実はそうやって自らの夢を抑え込んで、否定してきたんだ。周りに否定されたわけではなく、僕自身がね。だから、僕たちや、この作品に自分を投影している人は、これを機に自分自身を愛してほしい。なぜなら、そうすることで、夢を見るだけでなく、許されないと思っていた夢を実現できるかもしれないからだ」と故郷に暮らす人々に温かなエールを送っている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら“死ぬ→生き返る→死ぬ→生き返る”…無限労働だった話
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画料金は高すぎる…!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【時代が物語に追いついた】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

ヤバい映画みつけましたよ
【いた…凄まじくクレイジーな監督が…!】壮大VFXの映画をほぼ1人で製作、撮影に7年、完成に12年…
提供:Henge