映像化不可能といわれた城戸賞受賞作を映画化「クロス」公開決定
2017年4月21日 06:00

[映画.com ニュース] 脚本家・宍戸英紀に第39回城戸賞をもたらした「クロス」が映画化され、7月1日から東京・渋谷のユーロスペースで公開されることがわかった。同作は劇場公開に先立ち、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」で4月21日、那覇・桜坂劇場でワールドプレミア上映されることも発表された。
残酷なまでに人間の心の淵を描き出すため「映像化不可能」と言われてきた同作の映画化に挑んだのは、映画プロデューサーの奥山和由氏と「蝉しぐれ」で日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞した釘宮慎治の2人。共同でメガホンをとった意欲作で、主演の紺野千春をはじめ山中聡、Sharo、ちすん、秋本奈緒美、斎藤工らが脇を固めている。
愛する人の妻を殺してしまった過去に苦悩する女性という難役に挑んだ紺野は、これまでに「青春☆金属バット」「プルコギ」「オーファーザー」など、話題作に多く出演している。自らの役どころについては、「十字架を背負った人間像を過剰に見せ過ぎず、日常に溶け込んでいて欲しいという監督の言葉を軸に撮影の間は主人公と重なり生きました」と語っている。
また、“和製スティービー・ワンダー”の異名を持つ盲目のピアニスト・木下航志が映画音楽を手がけている。「全盲の私に映画音楽ができるのか不安でしたが、ストーリーを聞いた時から音楽が浮かんできました。この映画に音楽という形で携わる事ができ、新たな挑戦が出来たことは私にとって大きな財産になりました」と手ごたえを感じている様子。そして、「私は目で見る事は出来ませんが、残る感覚を研ぎ澄まして映画館で皆さんと一緒に映画『クロス』を見たいと思います」と話している。
「クロス」は、7月1日から公開。
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