池上彰の「バーニング・オーシャン」豆知識に芦田愛菜が興味津々!「初めて聞くことだらけ」
2017年4月19日 14:00
[映画.com ニュース] 2010年に発生したメキシコ湾原油流出事故を描く「バーニング・オーシャン」のトークイベントが4月18日、東京・TOHシネマズ新宿で開催され、ジャーナリストの池上彰と女優の芦田愛菜が出席した。
ピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが、「ローン・サバイバー」に続いてタッグを組んだ本作。メキシコ湾沖約80キロに位置する石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンが、海底油田から逆流してきた天然ガスが引火したために大爆発を引き起こし、海上一帯が火の海に。施設に閉じ込められた作業員126人は、生きて家族の元に帰ろうと決死のサバイバルに身を投じる。
池上は「家族の話かと思ったら、石油の取り出し方の話になる。会話の中で(仕組みが)わかる、脚本がうまい」と本作の語り口の巧みさを絶賛。「私たちは石油なしでは生きていけない。だから危険を冒してでも取ろうとする」といい、「石油というのは勝手に噴き出してくるもの。どうコントロールするかが大変」と続ける。映画では、作業工程が遅れているため安全チェックを十分に行わず、結果的に事故の引き金となるが「メキシコ湾はハリケーンがいっぱい来るところ。本来別の船が行くはずだったが、それがうまくいかなくなって急きょディープウォーター・ホライゾンが代打で行くことになったんです。だから予定が遅れている。映画の中でも『予定が遅れている』というセリフがあったと思いますが、それはハリケーンのせいなんです」と解説した。
「劇中に登場する“BP社”は、元々『ブリティッシュ・ペトローリアム』、つまり英国石油。それが多国籍企業になって、『英国』と名乗るわけにいかないので“BP”になったんです」「石油の単位はバレルですが、樽(たる)という意味。石油が初めて見つかったアメリカで、石油を掘り出した際に黒い液体が噴き出してきてどうしようとなったときに、チェリー酒の空き樽があってそこに入れたことが始まり」という池上の豆知識の数々に「初めて聞くことだらけ」と目を丸くした芦田だったが、飲み込みの早さで池上を驚かせる場面も。自身の経験をまじえ「ちゃんと準備しないと失敗することの方が多い」と語り、「おかしいと思ったときにすぐに行動しないと。安全というのは、“多分”じゃなく“絶対”じゃないと駄目」と作品から得た教訓を述べた。
「バーニング・オーシャン」は、4月21日から全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
舘ひろし、芸能生活50年で“初”体験!
【無料】映画の面白さが何倍にもなる特別番組…貴重な瞬間を見逃すな!(提供:BS10 スターチャンネル)
ショウタイムセブン
【阿部寛がヤバすぎる】異常な主人公 VS イカれた爆弾テロ犯…衝撃のラスト6分、狂気の向こう側へ
提供:アスミック・エース
この新作は観るべきか、否か?
【独自調査を実施、結果は…】新「アベンジャーズ」と関係? 期待高まる“6つの大事件”が判明
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
提供:東和ピクチャーズ
次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【涙腺が危ない】切なすぎる物語…さらに脳がバグる映像美×極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー