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星野源、伊丹十三賞受賞に歓喜「伊丹さんの遺伝子をつなげていけたら」

2017年4月17日 19:57

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伊丹十三賞を受賞した星野源
伊丹十三賞を受賞した星野源

[映画.com ニュース]俳優、シンガーソングライター、文筆家の星野源が4月17日、東京・六本木の国際文化会館で行われた、第9回伊丹十三賞の贈呈式に出席した。

学生時代に音楽と演劇活動を開始した星野は、2013年に初主演映画「箱入り息子の恋」や園子温監督作「地獄でなぜ悪い」で、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。16年には新垣結衣との共演作「逃げるは恥だが役に立つ」で“逃げ恥ブーム”を巻き起こし、主題歌「」を引っさげて「第67回NHK紅白歌合戦」にも出場した。多方面で活躍する星野に対し、周防正行、中村好文、平松洋子、南伸坊が選考委員を務める同賞の選考委員会は、授賞理由を「音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断し、どこか息の詰まる時代に、エンターテイナーとして驚くような風穴を開けてしまった星野的表現世界に」と発表している。

星野は、幼い頃から伊丹さんの存在を知っていたが「大人になってしっかり触れる伊丹さんの映画体験」は20代半ばに見た「タンポポ」だと言い、「『タンポポ』を見て、なんて面白いんだと。『こんなに面白いんだ!』と痛感して、そこから伊丹さんブームが訪れ、エッセイを読んだり、映画を全部見たり。『伊丹十三の本』という本を読んだり。『こんなにすごい人なんだ』と。てっきり映画監督だけだと思っていたのですが、いろんな活動をしていることを知った。すごく面白いなと思ったし、格好良いなと思いました」と明かす。

そうして知った伊丹さんの多岐に渡る活動は、星野の現在のスタンスにもつながっている。「芝居の現場に行くと『音楽の人でしょ』と言われ。音楽の現場に行くと『芝居の人でしょ』と言われ。どの現場でもあぶれてしまう感覚、自分の居場所がないなという風に思っていました。それに加えて文章まで始めてしまったので、どこにいっても『ひとつにしぼらないの?』『何が一番やりたいの?』と言っていただいた」と振り返り、「個人的には、植木等さんであったり、僕が小さい頃憧れた人は、いろんなことをやっているのに、なぜひとつに絞った方が良いと言うんだろうと。二足のわらじで適当にやっていたらだめですが、どの仕事も本当に大好きで」と話す。そのうえで、「そんななか伊丹さんのいろんな顔を知ることによって、好きなら、面白いと思ったことなら、何をやってもいいんだと思うようになりました」と熱く語った。

そして、「直接お会いできなかったが、受け取ったものは、絶対になんらかの形で繋がっていくと思っている。人は死んでもそれをみんなが話したり、自分の栄養にして表現したりすることによって、遺伝子はつながっていくものだと思っていて。そういう遺伝子を僕も伊丹さんからもらっているので、自分の表現、自分のフィルターを通した形で遺伝子をつないでいけたらと思っております」と表情を引き締め、決意新た。「嬉しすぎて今日はあまり寝れないと思います」と喜びを爆発させた。

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