「エル・スール」のヒロインが監督!夫が脚本執筆したスペイン映画、5月に公開
2017年3月17日 08:00

[映画.com ニュース] スペイン映画「オリーブの樹は呼んでいる」が、5月にシネスイッチ銀座ほかで公開されることが決まった。ケン・ローチ作品の脚本家として知られるポール・ラバーティが脚本を執筆、その妻で監督のイシアル・ポジャインがメガホンをとっている。ポジャイン監督は幼い頃に女優として活躍し、ビクトル・エリセ監督の「エル・スール」でヒロインとなる少女エストレリャを演じていたという経歴を持っている。
映画は、祖父が大切にしていたリーブの樹を取り戻すため、スペインのバレンシアからドイツへと向かう孫娘と仲間たちの旅を描いたドラマ。「わたしは、ダニエル・ブレイク」「天使の分け前」「麦の穂をゆらす風」など、イギリスの名匠ケン・ローチ監督の作品で脚本を手がけているラバーティが、樹齢2000年のオリーブの樹が引き抜かれて売れられているという新聞記事を読んでショックを受けたことを発端に、妻であるポジャイン監督らとともに物語を生み出した。
20歳のアルマは気が強く扱いにくい女の子だが、オリーブ農園を営む祖父とだけは幼い頃から強い絆で結ばれていた。しかし、農園の経営難から、祖父が大切にしていた樹齢2000年のオリーブの木を父が売り払ってしまい、祖父は食事も喉を通らなくなってしまう。そんな祖父のため、アルマは樹を取り戻そうと無謀な旅に出る。アルマを演じたアンナ・アスティーリョは、今作でスペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で新人女優賞を受賞している。
ラバーティとポジャイン監督が夫婦で取り組んだ作品はこれが3作目。日本でロードショー公開されるのは、今作が初となる。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ