低予算ホラー映画の名プロデューサー、ジャック・H・ハリスさん98歳で死去
2017年3月15日 14:30

[映画.com ニュース] 「ブロブ 宇宙からの不明物体」など低予算ホラー映画のプロデューサーとして知られるジャック・H・ハリスさんが3月14日(現地時間)、米ビバリーヒルズの自宅で老衰のため死去した。享年98歳だった。
ハリスさんは、若き日のスティーブ・マックィーンが主演した1958年のSF映画「マックィーンの絶対の危機(ピンチ)/人喰いアメーバの恐怖」で、製作費11万ドルという低予算ながら、興行収入300万ドルをたたき出す大成功を収めた。そのリメイク作「ブロブ 宇宙からの不明物体」(88)はカルト的な人気を誇り、現在2度目のリメイク企画が進行中だ。
その他、ジョン・ランディスの監督デビュー作「シュロック」(73)で製作、ジョン・カーペンター監督の初長編作「ダーク・スター」(74)や、のちに「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」でメガホンをとるアービン・カーシュナー監督の「アイズ」(78)で製作総指揮を務めた。
1918年、フィラデルフィアに生まれたハリスさんは、7歳の頃からボードビル芸人としてショービズ界でのキャリアをスタート。高校卒業後は、地元の劇場で案内係として働き、5年足らずで16館もの映画館を経営するようになった。42年からは6年半ほどの軍務に就く。その後、宣伝・広告業や配給会社の経営を経て、映画プロデューサーとして手腕を振るった。14年2月には、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」を受け、殿堂入りを果たした。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、ロサンゼルスのウエストウッド・メモリアルパークで3月20日に追悼式が行われる予定だという。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ