福士蒼汰、有川浩「旅猫リポート」映画化に主演!猫映画の決定版を目指す
2017年3月8日 05:00

[映画.com ニュース] 人気俳優・福士蒼汰が、有川浩氏のベストセラー小説を映画化する「旅猫リポート」(三木康一郎監督)に主演することが明らかになった。主人公の悟と愛猫ナナが日本各地を旅するストーリーで、2月末にクランクインした福士は、ほぼ全編にわたり猫と共演するという初めての試みに挑んでいる。
同作は、原作者の有川氏が「一生に1本しか書けない物語」と語るほど思い入れが強く、今回の映画化に際し自ら脚本開発に参加している。映画は、心優しい青年・悟が、ある事情から飼えなくなってしまった愛猫ナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地をめぐる様子を描くもの。幼少期の親友や初恋の相手など、悟がこれまでに人生で出会ってきた様々な人々を訪ね歩くなかで、伝えられなかった気持ち、知られざる過去や秘密が明らかになっていく。
福士は原作を読み、「やわらかいものに丸く包まれているような優しい物語だと思いました。けれど、その中に隠された秘密や過去にドキッとする瞬間が何度かありました。そのドキッとした時の気持ちと作品全体を包むやわらかい空気の両方を大事にして、悟を演じたい」と胸中を告白。「図書館戦争」シリーズ以来となる有川作品となるが、今回の“相棒”は猫。「お芝居で猫と共演するのは初めてなので、最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました。でも、相棒のナナはクルクルとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃでかわいい猫なので、日々楽しく撮影しています」と現場が充実していることを明かした。
「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」を興行収入23億円という大ヒットに導いた三木監督は、「有川先生の作品は2作目ですが、いつも登場するキャラクターの聡明さに心打たれます。今回も全ての登場人物が生き生きして、優しい。どう表現するか、とても楽しみです」と意欲満々。福士に対しては、「悟のイメージにぴったりで、優しくておおらかで、強く、福士さんが悟なんじゃないかと思うほどです。彼の雰囲気を壊さないように、さらに今の彼の魅力を十分引き出したいと思っています」とコメントを寄せている。
原作の高い評価を受け、これまでに絵本化、舞台化、ラジオドラマ化、朗読劇化など様々なメディアミックス展開が行われ、映像化へのオファーも殺到。だが、全編にわたり猫の高度な演技が求められることから、映像化は不可能といわれてきた。そのため、製作サイドは動物プロダクションとの余念のない準備を行っており、猫のリアルでかわいい表情やしぐさが詰まった「猫映画の決定版」を目指すという。有川氏は「こちらからお願いしたのは、とにかく猫さまの都合を第一に! ということ。猫のしたくないことはいっさいさせない。必要であれば脚本はいくらでも書き換えます、と。決して言うことをきいてくれない猫さまを一緒に愛してくださるみなさま、サトルとナナのふたりの旅を見守ってあげてください」と語り、完成を心待ちにしている様子だ。
「旅猫リポート」は、2018年に全国で公開。
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