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山戸結希監督&志磨遼平が惚れた菅田将暉“最後の少年期”の美しさ

2017年3月4日 13:45

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舞台挨拶に立った山戸結希監督(左)
舞台挨拶に立った山戸結希監督(左)

[映画.com ニュース] 小松菜奈菅田将暉が共演した山戸結希監督作「溺れるナイフ」が3月4日、開催中の「ええじゃないか とよはし映画祭」で上映された。山戸監督は、出演の志磨遼平(ドレスコーズ)、本映画祭アンバサダーの松井玲奈(司会)とともに、愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLATでの舞台挨拶に立った。

映画は、ジョージ朝倉氏の人気少女漫画を原作に、田舎町に引っ越してきたモデル・夏芽(小松)と不思議な魅力を持つ地元の青年・コウ(菅田)の衝動的な恋を描いた。本作では、小松と菅田の“思春期から大人への過渡期”をとらえているといい、山戸監督は撮影時を「昇り龍みたいな菅田さんと小松さんがいた。あの時の2人は尖っていた。丁度大人の季節に入って、菅田さんご自身も『最後の少年期かな』とお話しされていた。小松さんも10代最後だったので毎日変わるというか、朝来て『今日の小松さんは、こういう顔をしているんだ。じゃあ、こう撮るのかな』というか。それを1日1日、克明に記録した映画」と振り返った。

志磨も「1回目に見た時は、菅田くんの美しさ、少年だけが持っている色気がものがすごいことになっているんです。祭りのシーンとか。菅田くんだけ見てる、みたいな感じになりました」と強く同調した。山戸監督は「カメラが生きていて、神秘的で圧倒的、昇り龍みたいな2人に置いてけぼりになったり、2人を追いかけるような気持ちで撮っていました。違う種類の命がまるっと入っているような感じでした」と熱弁した。

愛知・刈谷出身の山戸監督。「これで自分の青春時代が終わりと思って作った映画。それを愛知県で上映してもらって嬉しいです。これでやっとはじめの一歩が踏み出せたと思う」と喜びを述べ、「大きな作品で、愛知県でご一緒出来たら嬉しいです」と地元・愛知での映画制作に意欲を示した。「ええじゃないか とよはし映画祭」は、3月5日まで穂の国とよはし芸術劇場PLATをメイン会場に行われる。

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