高畑充希、江口洋介が1人2役に挑戦!「ひるね姫」“もうひとつの物語”3月配信予定
2017年2月9日 08:00
[映画.com ニュース]神山健治監督によるオリジナル長編アニメ「ひるね姫 知らないワタシの物語」へとつながる、“もうひとつの物語”を描く短編「エンシェンと魔法のタブレット もうひとつのひるね姫」が、3月上旬のHuluでの配信に向けて制作中であることがわかった。「ひるね姫」に引き続き高畑充希、江口洋介、古田新太、高橋英樹らが声優として出演し、今作では1人2役に挑戦している。原作・監督は「ひるね姫」同様に神山が担当した。
「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」などで知られる、神山監督の5年ぶりの長編監督作「ひるね姫」は、居眠りばかりしている女子高生・森川ココネが、いつも見る不思議な夢を通して家族の秘密に迫っていく姿を描く。「もうひとつのひるね姫」は、ココネが見る夢のなかに現れる少女エンシェンによる冒険物語で、ココネが幼少期に聞いたおとぎ話に隠された秘密、「ひるね姫」のキャラクターたちの知られざるエピソードも明かされる。
「ひるね姫」でココネを演じた高畑は、今作ではココネとエンシェンの声を担当。「2人の女の子を声だけで演じ分ける、と聞いた時はかなりアタフタしてしまいましたが、神山監督がそんなに無理して変える必要はないです、と言ってくださったので、安心してアフレコすることができました。ココネにはココネの、エンシェンにはエンシェンの正義を大切に。楽しく演じさせていただけて、幸せでした」とアフレコを振り返っている。
一方の江口は、ココネの父親モモタローと、エンシェンと行動をともにする若者ピーチの声を務めた。「2役の演じ分けは意識せずに、すんなり演じられたと思っています」と自信をのぞかせ、「実写の撮影とは違って、画コンテを見ながら声を入れていく作業でしたので、とても新鮮で面白い経験になりました。声だけで表現することがクセになるかもしれませんね」と語っている。さらに、古田が巨大企業「志島自動車」取締役・渡辺と異端審問官・ベワン、高橋が志島自動車会長とハートランド王の2役に息吹を注いだ。
「ひるね姫 知らないワタシの物語」は、3月18日から公開。「エンシェンと魔法のタブレット もうひとつのひるね姫」は、映画の公開に先がけて3月上旬からHuluで配信予定。