認知症介護を温かく見つめた独ドキュメンタリー「わすれな草」予告編
2017年2月7日 17:00
[映画.com ニュース] 認知症介護を通して、夫婦と家族の絆を強めていく姿を映し、ドイツで異例のヒットを記録したドキュメンタリー「わすれな草」の公開が4月15日に決定、予告編とポスター画像がお披露目された。
予告編は、認知症を発症したグレーテルを支える夫と子供たちの姿、若き日のグレーテルの人生を説明する過去の写真や映像、過去のふるまいに後悔しながらも、自らを忘れてしまった妻に惜しみない愛を注ぐ夫の姿が温かい視線で切り取られている。
認知症になった母グレーテルの世話を手伝うため、ダーヴィットはフランクフルト近郊の実家へ帰ってくる。ダーヴィットは母の世話をしながら、親友のカメラマンと共に、母と過ごす最期の時間を映像に記録する。理性的だった母は、病によって、すべての抑制から解放され心の赴くまま自由に過ごしているように見える。記憶を失っていく母の病は、夫婦、家族にとって、新たな“はじまり”となるのをダーヴィットは感じていた。
「わすれな草」は4月15日渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。