寺島しのぶ、海老蔵と22年ぶり共演で歌舞伎初挑戦「皆、私を女と思っていない」
2017年2月3日 23:30
故勝新太郎さんの人気シリーズを、リリー・フランキーが新解釈で脚本を執筆。海老蔵の代名詞である眼力を封印する狙いだったが、しっかりと「にらみ」も見せ、仕込みヅエでの流れるような立ち回りも披露し「意気込みは特にない。今日の通りにやれればいい」と手応え十分の様子だ。
一方の寺島は、盲目の女中見習いのおすずと花魁(おいらん)の薄霧の1人2役で、花魁道中や衣装の早替わりなどにも挑み「他の皆さんはプロだから慣れていらっしゃるけれど、本当に大変。疲れ切って燃えカスのような初日にならなければいい。皆、私のことを女と思っていない」と不満たらたら。2人の共演は1995年の新派公演以来22年ぶりだが、海老蔵は「音羽屋のお嬢さんですから、歌舞伎の名目の舞台でご一緒できるのはいろんな意味で感慨深い。もしも男だったら、とついそういう目で見ちゃう」と称えた。
しかし、花魁として市に迫る場面では太ももをあらわにする熱演で海老蔵を翻ろう。帯で縛られるひと幕もあり、海老蔵は「そういうのが好きなの? 私はジャパニーズなんで、フレンチじゃない」とタジタジになりながらも、寺島の夫の国籍をネタにするアドリブも披露した。
そのシーンのセリフはすべてアドリブだそうで、際どいやり取りもあり、寺島は「リリーさんから、僕が書いたということにならないように」とクギを刺されたという。だが、海老蔵は「結果としては、そういうふうにしてほしいと書いてある。確信犯です」とおとぼけ。しかし、長女の麗禾ちゃんと長男の勸玄くんが観劇していたこともあり、「お子さんの前でやるべき芝居じゃないよね」と苦笑いしていた。
六本木歌舞伎「座頭市」は2月4~20日、EXシアター六本木で上演される。
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