あの大事故はこうして起こった!M・ウォールバーグ「バーニング・オーシャン」特別映像
2017年2月3日 15:00
[映画.com ニュース] 2010年に発生したメキシコ湾原油流出事故を描き、第89回アカデミー賞で視覚効果賞と音響編集賞にノミネートされた「バーニング・オーシャン」の特別映像が、公開された。実際の事故の一部始終を、コーラの缶で説明する内容になっている。
「ローン・サバイバー」のピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再タッグ。メキシコ湾沖の石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンが、海底油田から逆流してきた天然ガスが引火して大爆発を引き起こす。ウォールバーグのほかカート・ラッセル、ジョン・マルコビッチらベテラン勢が名を連ね、火の海と化した海上から脱出を試みる当事者を演じている。
映像では、ディープウォーター・ホライゾンの主任電気技師マイク(ウォールバーグ)と妻(ケイト・ハドソン)、娘の団らんが描かれる。娘が学校から出された「お父さんの仕事」という宿題を手伝うマイクは、「小道具も使うか」と缶コーラを差し出す。娘がコーラを油田に見立てて筒を通し、油の噴出を抑える掘削泥水に見立てた蜂蜜を注ぐと、突如としてコーラが吹きだし、家族は驚きの声を上げる。事故シーンが合間合間に挿入され、これから起こる未曾有(みぞう)の大惨事を象徴する映像が見る者を戦りつさせる内容だ。映像の後半には、流出した原油が引火し、作業員たちが吹き飛ばされて逃げ惑うさまが迫力の映像とともに描かれる。
「バーニング・オーシャン」は、「メイズ・ランナー」シリーズのディラン・オブライエン、コメディドラマ「ジェーン・ザ・ヴァージン」で第72回ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したジーナ・ロドリゲスら若手スターも出演。4月21日から全国公開。