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イスラム7カ国からの入国禁止令でオスカー候補のイラン人監督の動向は?

2017年2月1日 12:00

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(左から)タラネ・アリシュスティ、 アスガー・ファルハディ監督、 シャハブ・ホセイニ
(左から)タラネ・アリシュスティ、 アスガー・ファルハディ監督、 シャハブ・ホセイニ
写真:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] トランプ大統領がテロ対策を理由にシリア難民の受け入れ拒否と、イラクやイランなどの中東7国からの入国を一時禁止する大統領令に署名したことで、アカデミー賞に影響が出ていると米ハリウッド・レポーター誌が報じた。

話題の中心となっているのは、イランのアスガー・ファルハディ監督。「セールスマン」がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたが、件の大統領令の影響で2月26日(現地時間)の授賞式にあわせての米国への入国が危ぶまれている。

このたび、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、「世界中の映画作家と人権を支援する組織として、『別離』でアカデミー賞を受賞したアスガー・ファルハディ監督と、今年ノミネートされている『セールスマン』のキャストやクルーが、信仰や出身国を理由にアメリカへの入国を拒否されることは、非常に憂慮すべき事態だ」と声明を発表。米脚本家組合はさらに踏み込んで、大統領令は「憲法違反であり、不適切極まりない」との声明で訴えた。

今回の騒動を受け、ファルハディ監督はたとえ自分に特例が設けられたとしても、抗議のためにアカデミー賞に参加しないと表明している。

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