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ビートたけし、「破獄」に主演!人情派の看守役に「少し緊張」

2017年1月24日 06:00

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不朽の傑作「破獄」が約31年ぶりにドラマ化
不朽の傑作「破獄」が約31年ぶりにドラマ化
(C)テレビ東京

[映画.com ニュース] ビートたけしが、テレビ東京が吉村昭氏による傑作小説をドラマ化する「破獄」に主演することがわかった。脱獄阻止のエキスパートでありながら、人情に厚い看守役に扮し、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返す無期懲役囚と対峙。2人の奇妙な共生関係を通じ、「命とは、生きるとは何か」を問いかける物語を紡ぐ。

舞台は昭和17年。東京・小菅刑務所の看守部長・浦田進のもとに、秋田で無期懲役囚が脱獄したとの情報が舞い込む。その囚人は、かつて小菅刑務所におり、情に厚い浦田にだけは従順だった佐久間清太郎。佐久間は檻を破った3カ月後に浦田の自宅を訪ね、「人間扱いしない秋田の看守を訴えてほしい」と言う。浦田は隙を突いて通報し、再び囚われた佐久間は北海道・網走刑務所へ収監される。浦田も網走の看守長として転任し、こうして2人は対話を始める。

テレ東ドラマに初出演するたけしが、関東大震災で妻子を亡くしたトラウマに苛まれながら、佐久間と向き合う浦田を演じる。「いつものように監督に言われた通り、精一杯演じるつもりでいますが、『破獄』という物語は、『生きる』という深いテーマ性がある作品なので、うまく演じきれるか少し緊張しています。 クランクインして間もないですが、頑張っていきます」とコメントを寄せている。

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プロデューサーの田淵俊彦氏は、本企画を実現するために「すべての常識を取っ払ってしまうような、絶大なパワーが必要だと考えた」と述べる。「たけしさんは言わずと知れた『既存のスケールを超えた』人物だ。この尋常ではない、あらゆるスケールを超えた作品の主役にふさわしいと考えた。その思いにたけしさんは賛同してくださった」と感謝し、「撮影は始まったばかりだが、現場は未知なる挑戦への熱気に包まれている。視聴者は今までまったく見たことがない“ビートたけし像”を目の当たりにすることになるだろう」と自信をみなぎらせている。

同小説は、NHKが1985年に故緒形拳さん主演でドラマ化しており、映像化は実に約31年ぶりとなる。テレビ東京特別企画「破獄」は、緒形さん、たけしの出演作品を数多く手がけた池端俊策が脚本を執筆し、監督は映画「白夜行」「神様のカルテ」の深川栄洋が務める。2017年放送。


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