今井翼、新たな“タッキー”と恩師・山田洋次監督の音楽劇挑戦「新しい道のスタート」
2017年1月19日 17:00

[映画.com ニュース] 山田洋次監督が脚本・演出を手掛ける、「タッキー&翼」の今井翼主演の音楽劇「マリウス」の製作発表が1月19日、都内のホテルで行われた。
仏の人気作家マルセル・パニョルの「ファニー」「セザール」と並ぶマルセイユ3部作の1本で、今なお国民的に支持されている国民的戯曲。山田監督が「男はつらいよ」シリーズの人物相関図のベースにしたと公言するほどで、「50何年前にワクワクしながら読んでから、僕の中にずっと鉱脈のように流れ続けていた。いつかできたらと思っていたが、今こうして発表しているのが夢のよう」と語るほど思い入れの強い作品だ。
2013年11月の舞台「さらば八月の大地」以来の主演に起用した今井については、「ひたむきな青年で、いちずなマリウスにピッタリ」と期待。今井が習っているフラメンコも踊りに取り入れていく意向で、「寅さんと違って悲しい結末に終わる苦みを持っているが、いかに明るい笑いで包むかが勝負。楽しい、美しい芝居になればと思っている」と意欲を語った。
今井は、「芝居の根幹から人生にとっても重要なことを教えていただいた恩師の山田監督の、故郷とも呼べる作品で演じられるのは感謝でしかない」と最敬礼。昨年末には独りでマルセイユを訪れてイメージづくりをしたそうで、「2度とない最高のチャンスだと思い、死ぬ気で新しい道のスタートとしてひと皮むけられるよう挑みたい」と悲壮な決意を語った。
ヒロインに抜てきされ、初の山田作品となる瀧本美織も、「本当に光栄。120%、200%の情熱をぶつけていきたい」と意欲。今井が「子供の頃からタッキーと呼ばれていたそうなので、新たなタッキー&翼として愛し合えると思う」とおどけて笑いを誘うと、「タッキーとして翼さんの横にいられるのは、いろんな意味ですごくうれしい」と照れ笑い。山田監督も、「そういえばタッキーだねえ」と優しいまな差しを向けた。
すると共演の林家正蔵が、「柄本(明)さんが、僕たちは踊らないのかなあと言っています」と誘い水。柄本も、「正蔵&明ということで、稽古でアピールしていきたい。でも、腰を痛めたらどうしよう」と乗り気。山田監督は、「臨機応変に考えていきたい」とおう揚と受け止めていた。
音楽劇「マリウス」は、3月6~27日に東京・千代田区の日生劇場で上演される。
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