「アンネの日記」出版秘話、フォックスサーチライトが映画化
2017年1月18日 12:00

[映画.com ニュース] ユダヤ人少女アンネ・フランクが綴った名著「アンネの日記」の出版秘話を描く新作「Keeper of the Diary(原題)」の映画化権を、スタジオ各社が争奪戦を繰り広げた末に米フォックスサーチライトが勝ち取った。
アンネは、ナチスドイツ占領下のオランダ・アムステルダムで隠れ家暮らしをしていたが、強制収容所に連行され15歳で亡くなった。米Deadlineによれば、脚本家サム・フランコ&エバン・キルゴアが執筆した本作は、家族を失いただ一人生き延びたアンネの父オットー・フランクが、「アンネの日記」の出版社を見つけようと奔走していたとき、タイピングを習得した出版社ダブルデイの新人編集者バーバラ・ジマーマン(結婚後エプスタイン姓に)と出会い、2人で出版への道を切り開いていく過程を描く。
「アンネの日記」は1947年に出版されて以来、世界各国語に翻訳され、何度か映画化もされている。ちなみに、エプスタインは「アンネの日記」刊行後、ダブルデイの伝説的編集者となり、また文芸誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」を創刊した。
「Keeper of the Diary(原題)」は、パラマウント・ピクチャーズやアンブリン・エンターテインメント、スタジオカナル等、スタジオ5社が入札していたとのこと。執筆したフランコ&キルゴアは、第2次世界大戦時に日本海軍から攻撃を受けたジョン・F・ケネディのPTボートを描く新作「Mayday 109(原題)」を手がけている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント