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比嘉愛未、“師匠”長谷川京子に最敬礼「完璧なんです」

2017年1月14日 09:00

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比嘉愛未と長谷川京子
比嘉愛未と長谷川京子

[映画.com ニュース] 原田マハ氏の人気小説をドラマ化した「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」のトークイベントが1月13日、東京・六本木ハリウッドホールで開催され、主演の比嘉愛未、共演の長谷川京子佐々部清監督、監修を務めたスピーチライターの蔭山洋介氏が出席した。

半落ち」で第28回日本アカデミー賞の優秀監督賞&優秀脚本賞に輝いた佐々部監督がメガホンをとった本作は、平凡な会社員・二ノ宮こと葉(比嘉)が、結婚式や政権演説などのスピーチの原案を考えるスピーチライターとして成長していく姿を描く。「役作りの苦労」を問われた比嘉は「スピーチライターとしてどう演じようというよりも、純粋に、自分の心に素直に演じたいなと思って挑みました」と述懐した。

そんな比嘉とは対照的に、こと葉の師匠となる“伝説のスピーチライター”久遠久美を演じた長谷川は、撮影初日から完璧なスピーチを披露するシーンに挑戦した。長谷川は「監督から通常よりも音域を下げてセリフを言ってほしいというオーダーをいただいた」「一回撮ってみると、声の質は良かったが、目がきょろきょろしていて説得力がなかった。実際にやってみないとわからないことがたくさんあって、すごく緊張した」と自信なさげ。だが、“師匠”の演技を現場で見ていた比嘉は、「私からすると、毎回完璧なんですよ。あの長いセリフ、NGを見たことがないです。本当に伝説! 素晴らしかったです」と最敬礼だった。

さらに「スピーチする際には、事前に準備をするか」と聞かれた長谷川は「出来ないんです」と吐露し、「お芝居もそうだと思いますが、ある程度決めておくのは大切ですが、その場の空気感やその時に感じたことがすごく大事。準備したもので終わってしまい、伸びしろがないよりも半分空白にしておいて、現場で100%にしたい」と説明する。これに対し、佐々部監督が「芝居の質もそうだよね。愛未はきっちり準備して、京子ちゃんはふわっと(現場に)入ってくる。それが噛み合った時が面白い」と指摘すると、長谷川は「出来なかったら、とりあえる謝ればいっかって思っているところがある(笑)」と照れ笑い。ここでも比嘉は、「私はまだそこまでいけていない」と羨望の眼差(まなざ)しを送っていた。

「連続ドラマW 本日は、お日柄もよく」は、1月14日から毎週土曜午後10時放送。全4話。

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