ルパン・栗田貫一が太鼓判 「血煙の石川五ェ門」で「浪川大輔が五ェ門になった」
2016年12月19日 22:40

[映画.com ニュース] 「LUPIN THE IIIRD」シリーズの第2弾となる劇場アニメ「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」の最速プレミア先行上映会が12月19日、東京・新宿バルトで行われ、声優キャストの栗田貫一、浪川大輔、小池健監督、浄園祐プロデューサーが登壇した。
「ルパン三世」のレギュラーキャラクター、石川五ェ門の若き日を描くスピンオフ作品。“バミューダの亡霊”と呼ばれる大男・ホークの攻撃によってヤクザの組長が命を落とし、組長を守りきれず裏切り者の汚名を着せられた用心棒・五ェ門が、屈辱を晴らすために犯人を追う。
今作の感想を問われたルパン三世役の栗田は、「浪川大輔が石川五ェ門になった瞬間という感じの作品。石川五ェ門って、刀ってこんなに怖いんだ、恐ろしいんだと、体が冷える感じだった。浪川大輔って人が石川五ェ門になった日であると確信しました」と、2011年に新キャストとして“ルパンファミリー”に仲間入りした浪川の演技に太鼓判を押した。
これに対し浪川は、「感無量と言いますか。有り難いお言葉をいただきました」と感動の面持ち。さらに「途中から五ェ門を受け継ぎ、すごく悩んだ時期がありました。今でも悩むことがある」と吐露し、「今回は五ェ門が破れて、どうやって立ち直るかというのが大きなテーマになっているのですが、僕は五ェ門に助けられた。(劇中で)五ェ門が“捨てなければいけないもの”と“得なければいけないもの”がありまして、それは自分が五ェ門を演じるのと近いものがある」と、未熟な五ェ門の姿に自らを重ねたことを明かした。

これまでの「ルパン三世」シリーズとは一線を画す、ハードボイルドな世界が展開される本シリーズ。栗田は「海でいうと、皆さんがテレビでご覧になるポピュラーなルパンは、水面で飛び跳ねている感じ。『LUPIN THE IIIRD』は底の方ですね。底引き網でないとひっかからないところを泳ぎ回っているルパンたち」と本作の位置づけを分析する。そのうえで「これがまさか浸透すると思っていなかった。(前作)『次元大介の墓標』もちょっと暗いなと思ったが、今回はもっと暗いところに。それで、これが好きな人がいっぱいいたんだとわかった。ルパンは泥棒なんです、次元と五ェ門は人殺しなんです、不二子は詐欺師なんです。悪い奴の集まりなのに、良い人の集団になりすぎていたわけです」と熱弁をふるい、「だからこれを作ってくださったのは、とてもやりがいがあるなと思いました」とほほ笑んだ。
さらに栗田は、「次は銭形のなんとかとか? ルパンの何とかはないの?」と続編をおねだり。浄園プロデューサーは「最後はルパンの何とかでいきたいですね」と同調しつつ、「ちょっとまだ……」と困惑していた。
「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」は、2017年2月4日から全国公開。
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