ハリウッドが注目する優秀脚本を選ぶブラックリスト賞発表
2016年12月15日 12:00

[映画.com ニュース] 映画化が実現していない優秀脚本を選ぶ「ザ・ブラックリスト」が発表された。今年は、計73作品が選出された。
同リストは、スタジオの重役やエージェント、マネージャーといった、日常的に新作の脚本を読んでいる業界人約250人がお気に入りの脚本に投票するもの。今年のアカデミー賞で作品賞を受賞した「スポットライト 世紀のスクープ」をはじめ、今年の賞レースで話題の「メッセージ」や「Manchester By The Sea」「最後の追跡」なども、かつては同リストにランクインしていたことで知られる。
第12回目となる今年最多48票を獲得したのは、人気歌手マドンナの伝記映画「ブロンド・アンビション(原題)」(エリース・ホランダー著)。1980年代を舞台に、マドンナがファーストアルバムの発表にこぎ着けるまでの葛藤を描く作品だ。
2016年度のザ・ブラックリストのトップ5は以下の通り。
エリーズ・ホランダー「ブロンド・アンビション(原題)」(48票)
1980年代のニューヨークを舞台に、女性は消耗品だと考えられていた音楽業界において、歌手マドンナがファーストアルバムのリリースにこぎ着けるまでの葛藤を描く。
トニー・トースト「ジ・オリンピアン」(35票)
1984年のロサンゼルス五輪出場を目指したボート競技選手と、そのコーチや父親、婚約者との関係を描く実話。
リズ・ハンナ「ザ・ポスト」(35票)
ウォーターゲート事件より前に起こった「ペンタゴンペーパー」事件に関する実話。ワシントン・ポスト紙の経営者キャサリン・グラハムと伝説の編集者ベン・ブラッドリーが、2人の人生を変えるであろう特ダネをめぐり、編集方針の違いをいかにして乗り越えたのかを描く。
ザック・ディーン「ボイジャーズ」(28票)
天文学者のカール・セーガンと3人目の妻アン・ドルーヤンのラブストーリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント