アラン・リックマンさん遺作「アイ・イン・ザ・スカイ」、生前最後のインタビュー映像公開
2016年12月13日 17:00

[映画.com ニュース] 「ハリー・ポッター」のセブルス・スネイプ役や「ダイ・ハード」のテロリスト・ハンス役で知られる故アラン・リックマンさんの遺作「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」のインタビュー映像が、公開された。リックマンさんが作品への思いを語った貴重な映像となる。
リックマンさんのほか、「クィーン」のヘレン・ミレン、人気ドラマ「ブレイキング・バッド」アーロン・ポール、「キャプテン・フィリップス」のバーカッド・アブディら実力派が結集。軍事用の無人戦闘機(ドローン)を使い、アフリカのナイロビでテロリスト捕獲作戦を実行中の英米軍。ターゲットのテロリストが大規模な自爆テロを計画していると知ったパウエル大佐(ミレン)やベンソン中将(リックマンさん)ら作戦関係者は、標的を一掃するべくミサイルを発射しようとするが、殺傷圏内に民間人の少女がいるとわかり、“撃つのか”“撃たないのか”といった米英の政府高官を巻き込んだ舌戦に発展する。
リックマンさんは、自身の役どころを「とても人間らしい役だね。冒頭と終盤に、彼の私生活が垣間見えるんだ。さらに、彼は作品の核となっている事柄をどうコントロールし、それにどう対応すべきかを明確に認識している」と解説。軍人と政治家の対立も本作のドラマ部分の大きな見どころだが「ベンソンはいつも政治家たちにいらだっているんだ。来週は違うポストにいる人々と同じ部屋にいてね。政治もビジネスも自分で責任を取ることを嫌がり、上司に判断を委ねがちだ。だから大惨事を防ぐために(決断を)急ぎたいベンソンにとってはいらだたしいことなんだよ」と縦割り社会で苦闘するベンソンの静かな怒りを代弁している。
「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」は、コリン・ファースがプロデューサーを務める。12月23日から全国公開。
(C)eOne Films (EITS) Limited
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

スーパーマン
【この夏、絶対に観るやつ】全世界がたった1秒で“観るリスト”に入れた映画…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

メガロポリス
【映画の“神”が186億円の自腹で製作した狂気の一作】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)