鈴木敏夫プロデューサー、宮崎駿監督の長編アニメ復帰を示唆「最後まで作れればいいな」
2016年12月7日 12:00

[映画.com ニュース] スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが12月6日、都内で行われたトークイベントに、同スタジオ出身の映画プロデューサー・石井朋彦氏とともに出席。宮崎駿監督の長編アニメーションへの復帰について言及した。
復帰の可能性が浮上したのは、11月に放送されたドキュメンタリー番組「NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿」内で、宮崎監督が鈴木氏に長編アニメの企画書を見せ、「何もやっていないで死ぬよりも、やっている最中に死ぬ方がまだましだね」と発言する様子が放送されたことが発端だ。ファンから「宮崎さんは長編アニメにまた取り組んでくれるのか」と問われた鈴木氏は、「最後まで作れればいいな」とほほ笑み、「番組を見た方にはわかると思うが、そう思っています!」と率直な思いを明かした。
また、「『君の名は。』をどう考えているのか知りたい」という質問もあがった。鈴木氏は、同作の宣伝プロデューサーに「これはヒットするよ絶対」と太鼓判を押したことを告白し、「新海さんという人は、物語もセリフも音楽もキャラクターの芝居も、すべて背景が目立つように作っている。実に珍しい映画だと思った。まあすごい映画」と称賛。さらに「もうひとつ思ったのは、宮崎駿の影響をものすごく受けていると思った」と分析した。
本イベントは、石井氏の著書「自分を捨てる仕事術 鈴木敏夫が教えた『真似』と『整理整頓』のメソッド」をもとに、石井氏が鈴木氏から学んだ「仕事のイロハ」を紹介する“師弟対談”が目玉企画。宮崎監督に恐縮していた入社当時、鈴木氏から“宮崎駿の操作術”を聞いたことを明かし「情報の伝え方を教えてくださった。最初に結論を言えと。宮崎さんはせっかちなので、すぐに反論されるので、3つに小分けにして最初に『ご報告が3つあります』と言えと」と述懐。鈴木氏も、「3つない時でも言っちゃえって(笑)。1個目をしゃべっている間に2つ目を考えるんです」とぶっちゃけて、場内を爆笑させた。
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