魅力はドッキリ要素!「ブレア・ウィッチ」新場面写真&撮影秘話を入手
2016年12月4日 23:30
[映画.com ニュース] POV視点によるフェイクドキュメンタリー作品の先駆けとなった「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の続編「ブレア・ウィッチ」(公開中)の新たな場面写真3点が、お披露目された。
1999年に6万ドルという超低予算で製作されながらも、世界興行収入2億4800万ドルを記録した「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の20年後を描く。大学生ヘザーらが、ドキュメンタリー映画製作のために伝説の魔女が住むという森に入り、やがて行方不明になった。時は流れ、ヘザーの弟ジェームズは姉の生存の手がかりを得たことで、仲間を引き連れ、邪悪な森に分け入っていく。公開された場面写真では、ジェームズとともに森へ入った女性たちが恐怖に顔をゆがめ、“何か”を目撃している様子を切り取っている。
メガホンをとったアダム・ウィンガード監督は「ホラー映画を見る楽しみのひとつは、ドッキリ要素」として「『ブレア・ウィッチ』での挑戦は、ファウンド・フッテージの中にそういったドッキリ要素を織り込むことだった」と説明。自身の作品ではドッキリ要素が常に重要なものであるとしつつも「ファウンド・フッテージ作品においては人の視点が限られているから、とても難しいことだった」と困難な挑戦だったことを明かしている。
本作の製作は、オーディションに訪れた俳優たちに偽の台本を渡して審査を行うなど、秘密裏に進められていった。ジェームズ役を演じたジェームズ・アレン・マキューンは「アダム(・ウィンガード)は、時にあまりにリアルすぎる環境をつくり出すことによって、僕たちから誠実なリアクションを得ようとした」とウィンガード監督の演出術を告白。「僕たちはいつも本当に恐ろしい思いをしていた」と振り返っている。
ジェームズの撮影隊の一員・リサ役に扮したカリー・ヘルナンデスは「森は、日中とても美しい場所で本当に魅力的だった」と撮影当時を述懐。ところが「日が沈むと全く明かりのない、真っ暗闇になる。それは原始的な暗くて何も見えない恐怖を生み出すの。この映画を見るのと同様に、撮影するのも恐怖だったわ」と、常に緊張感を強いられた現場だったことを語っている。