北島三郎、32年ぶりの映画出演で「松平健は魅力的な役者」と再認識
2016年12月3日 14:20

[映画.com ニュース] 松平健の主演映画「浅草・筑波の喜久次郎 浅草六区を創った筑波人」が12月3日、全国10スクリーンで公開。松平は共演の長谷川純、水町レイコ、北島三郎とともに東京・TOHOシネマズ新宿で舞台挨拶を行った。役どころを彷彿(ほうふつ)とさせる和装姿で登場した松平は「私自身、浅草六区の歴史を初めて知ることができました。映画を見た後に足を運んでもらえれば、浅草の新しい一面を感じられるはずです」と作品をアピールした。
映画は、明治から昭和にかけて、数々のスターを送り出してきた近代娯楽の名所・浅草六区の礎を築いた男たちの姿を、見世物小屋が立ち並ぶ明治初期の浅草にタイムスリップした現代の若者の目を通して描いたドラマ。筑波出身で浅草六区を最大の娯楽街に発展させた山田喜久次郎を演じた松平は、「夢を貫く姿勢と男らしさが印象的」と自身の役どころの魅力を語りながら、「北島さんと久々に共演出来て嬉しかった」と、自身の代表作「暴れん坊将軍」で長年共演し、「修羅の群れ」以来32年ぶりの映画出演となる北島との再タッグを喜んだ。
9月に頸椎症性脊髄症を患い、手術をした北島は「大勢の方々の前で話すのは久しぶり」と告白。「松平さんと一緒にいると『あれ? ちょんまげ忘れてないか?』と感じることも」とジョークを交えつつ、「やはり松平さんは非常に魅力的な役者だと再認識しました。本当に素晴らしい演技」と松平の演技を絶賛した。「男の友情、人間の温かさ、義理と人情、全てが詰まっている映画」としつつ、共演シーンはなかったものの、実子の水町に対して「よく頑張ったと思います」と父親の顔を見せた。
北島の言葉に照れくさそうに笑う水町は「私の役は劇団の座付き作家。以前、所属していた演劇集団『円』にいた後輩をイメージして役づくりしました」と告白。映画初出演となった長谷川は「自分より若い世代は最後まで諦めないという姿勢が足りない」と感じているとして「自分のキャラクターを通じて、人と向き合い交流する人間になってほしいというメッセージを届けたい」と熱く説いた。
舞台挨拶が行われたTOHOシネマズ新宿は、北島が68年に初座長公演を行った新宿コマ劇場跡地に建設された。北島が劇場を見渡して「39年間公演を行ってきた場所です。こんな感じになったんですね」と懐かしむと、松平は「北島さんの公演はまさに記録ですよね」と偉業に最敬礼だった。
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